沼サンゴ
沼サンゴ(ぬまさんご)とは、千葉県房総半島南端の館山市周辺に形成されたサンゴ礁の化石群。館山市周辺の沼(ぬま)地区に分布することからその名が付けられた。沼地区および同市南条地区などで見られる。
およそ6000年前の縄文海進の時期に形成されたサンゴ礁であり、海水面の低下や関東大震災時の隆起を経た現在では標高約20-30m(海岸線からは1kmほど内陸)の地点にある。層からはおよそ75-100種のサンゴが確認されており、造礁当時の南房総が現在よりも温暖な気候であったことを示唆している。
- 沼地区(千葉県指定天然記念物)[1]
- 場所:館山市沼521-3
- 指定年月日:昭和42年3月7日
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沼サンゴ層露頭が保護されているケージ
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拡大写真。キクメイシの一種
出典と参考文献
- “県指定天然記念物”. 千葉県 (2014年2月21日). 2014年3月12日閲覧。
- “館山市の指定文化財(種別)”. 館山市 (2014年3月3日). 2014年3月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 沼サンゴ層(館山市)
- 沼サンゴ層(沼地区)、南条地区 - 南房総データベース
- 沼サンゴ解説