池川玲子

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池川 玲子(いけがわ れいこ、1959年7月19日 - )は日本の歴史学者。専門は日本近現代女性史。20歳後半より独学で「青鞜」運動などの女性史の在野研究に取り組む。45歳で川村学園女子大学大学院に進学し、若桑みどりに師事、表象解析、ジェンダー学等を学ぶ。映画絵画などの視覚表象の分析を基盤とし、イメージを手掛かりに歴史を読み解くという手法による歴史研究を行なっている。研究は多面的で、美術史写真史、更には映画史広告史に至るまでの広範な領域を逍遙している。実践女子大学東京女子大学日本女子大学大妻女子大学放送大学 非常勤講師。大阪経済法科大学敬和学園大学 客員研究員。[1]

経歴

研究業績

主な著書(単著):

主な共著:

  • Japanese women:emerging from subservience, 1868-1945, Global Oriental, 2005, ISBN 978-1901903188
  • 『「青鞜」を学ぶ人のために』世界思想社、1999年 ISBN 978-4790707851
  • 『ひとはなぜ乳房を求めるのか 危機の時代のジェンダー表象』青弓社、2011年 ISBN 978-4787233288
  • 『着衣する身体と女性の周縁化』思文閣出版、2012年 ISBN 978-4784216161
  • 『歴史における周縁と共生 女性・穢れ・衛生』(思文閣出版、2014年 ISBN 978-4784217144

主要論文:

  • 「戦時下日本映画の中の女性像―『チョコレートと兵隊』再検討」『歴史評論』708、2009

受賞歴

  • 2011年 第二十六回女性史青山なを賞 (受賞作品:「帝国」の映画監督 坂根田鶴子 「開拓の花嫁」・一九四三年・満映(吉川弘文館))

外部リンク

  1. ^ ヌードと愛国”. 講談社現代新書. 2015年4月25日閲覧。