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望郷 (1937年の映画)

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望郷
Pépé le Moko
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本 アンリ・ラ・バルト(原作)
ジュリアン・デュヴィヴィエ
ジャック・コンスタン
アンリ・ジャンソン
製作 レイモン・アキム(クレジットなし)
ロベール・アキム(クレジットなし)
出演者 ジャン・ギャバン
ミレーユ・バラン
音楽 ヴァンサン・スコット
撮影 マルク・フォサール
ジュール・クルーガー
編集 マルグリット・ボージェ
配給 フランスの旗パリ・フィルム
日本の旗東和商事
公開 フランスの旗1937年1月28日
日本の旗1939年2月15日
上映時間 94分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
アラビア語
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望郷』(ぼうきょう、原題:Pépé le Moko)は、1937年に製作・公開されたフランスの映画である。(撮影は1936年

概要

アンリ・ラ・バルトの小説を基にジュリアン・デュヴィヴィエが監督、ジャン・ギャバンが主演した。詩的リアリズム路線の代表作の一つとされる。

当時のフランス領アルジェリアの中心都市・アルジェが主な舞台となっている。

あらすじ

アルジェの一角にあるカスパは路地が入り組み、諸国からの流れ者が集まる無法地帯となっている。フランス本国から逃れた犯罪者ペペ・ル・モコ(ギャバン)は、いつしかそこの顔役となり、情婦イネス(ノロ)、忠実な子分カルロス(ガブリオ)らに囲まれながらもカスパから一歩も出ることができず、退屈な日々を送っている。一方、地元の敏腕の刑事スリマン(グリドウ)はペペはいずれ出てくると見抜き、御縄にする機会を虎視眈々と狙っている。そんなある日、カスパを訪れた故国の女性ギャビー(バラン)と知り合ったぺぺは、「パリのメトロを思い出す。」と望郷の念に取りつかれる。ペペの心中に気付いたスリマンは策略をめぐらす。・・・・

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ペペ ジャン・ギャバン 森山周一郎
ギャビー ミレーユ・バラン
イネス リーヌ・ノロ
カルロス ガブリエル・ガブリオ 島宇志夫
スリマン リュカ・グリドゥ 山田康雄
タニア フレエル

スタッフ

  • 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
  • 製作:レイモン・アキム、ロベール・アキム
  • 脚本:アンリ・ラ・バルト、ジュリアン・デュヴィヴィエ、ジャック・コンスタン、アンリ・ジャンソン
  • 音楽:ヴァンサン・スコット
  • 撮影:マルク・フォサール、ジュール・クルーガー
  • 編集:マルグリット・ボージェ

映画賞受賞