持続性性喚起症候群
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持続性性喚起症候群(じぞくせいせいかんきしょうこうぐん、PSAS; Persistent Sexual Arousal Syndrome)は、特発性かつ持続性の性的興奮を引き起こす(症候群)[要出典]。
概説
この症状は極めて珍しいだけでなく、人に言えない恥ずかしいことであると感じる患者が多いため、報告されないことも多い。この症状が報告されるようになり、医学文献の中でも一つの症候群として位置づけられたのは、つい最近のことである[要出典]。
オーガズムや性器の充血はあることもないこともあり、性欲とは関係がない[要出典]。
この症候群によって生じる肉体的な興奮は、極めて強烈であり、数日や数週間などの長期にわたって持続することがある[要出典]。オーガズムによって一時的に症状が緩和されることもあるが、数時間もすれば症状はぶり返す。この症候群は、患者の日常作業への集中を妨げ、衰弱させることがある。また、自動車に乗るといった行為が、症状を耐えがたく悪化させることもある。
持続性性喚起症候群の原因はさまざまである。トラゾドンのような薬の副作用として生じることもあり、この場合には、投薬を打ち切れば症状が緩和されることもある。また、陰茎や陰核につながる動脈枝の骨盤動静脈奇形によって生じた例も記録されている[要出典]。このような症例では、外科的療法が有効であった[要出典]。原因が不明、もしくは、容易に治療できない症例でも、抗うつ薬、抗アンドロゲン剤、麻酔ジェルなどの使用によって、症状が緩和されることもある[要出典]。
また、興奮を健全な反応として認知的にリフレーミングするような、心理療法が利用されることもある。