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慶州歴史地域

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座標: 北緯35度47分20秒 東経129度13分36秒 / 北緯35.78889度 東経129.22667度 / 35.78889; 129.22667

世界遺産 慶州歴史地域
大韓民国
芬皇寺石塔
芬皇寺石塔
英名 Gyeongju Historic Areas
仏名 Zones historiques de Gyeongju
登録区分 文化遺産
登録基準 (2),(3)
登録年 2000年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
慶州歴史地域の位置
使用方法表示

慶州歴史地域(キョンジュれきしちいき。ハングル경주역사지역、キョンジュヨクサチヨク)は、大韓民国の慶州市付近に広がる史跡・古墳を保護・公開している地域。

概要

慶州周辺は、紀元前1世紀から10世紀に栄えた新羅王朝の都が置かれていた。新羅時代に作られたと考えられている古墳や仏教関連の遺跡が多数点在している。このため、慶州は「屋根の無い博物館」といわれることもある。

2000年ユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録された。登録地域は、南山地区・月城地区・山城地区・皇龍寺跡地区・大陵苑地区の5つに概ね分かれている。

南山地区には、山の岩肌に掘り込まれた石仏である磨崖仏が多数残っている。

月城地区には、国立慶州博物館(국립경주박물관)があり、新羅時代の仏教美術品が多数展示されている。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。

主な史跡

復元された雁鴨池の建造物
大陵院

南山地区

  • 南山石仏群
大きな磨崖仏から小さな石像まで残る。別名七仏庵ともいわれる。

月城地区

  • 瞻星台첨성대、チョムソンデ)
東洋最古の天文台
  • 半月城반월성、パヌォルソン)
新羅時代の城跡。敷地の形が半円状になっていることからこの名前がついた。
  • 鶏林(계림、ケリム)

山城地区

  • 明活山城

皇龍寺跡地区

大陵苑地区

  • 大陵苑(대릉원、テルンウォン)
約400,000m²を越える敷地に味鄒王陵など23基の古墳がある。
  • 味鄒王陵
  • 天馬塚

関連項目