愛知県勤労会館
愛知県勤労会館 | |
---|---|
情報 | |
管理運営 | 愛知県労働協会 |
階数 | 3階建 |
竣工 | 1970年 |
所在地 |
〒466-0664 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号 |
愛知県勤労会館(あいちけんきんろうかいかん)は愛知県名古屋市昭和区鶴舞にあった勤労福祉施設。愛称はつるまいプラザ。愛知県労働協会により運営されていた。
概要
1970年6月竣工。大小2つのホールと8つの貸会議室があり、大ホールの講堂は鶴舞ホールとしてコンサートから各種発表会まで広く利用されていた。館内には職業・就労に関する各種相談を受ける職業サービスセンターや労働関係の図書・資料を収集する労働図書資料室もあり、ホールなどの施設稼働率は88.4%(2008年)[1]。2010年3月で閉館することが決まっていたが、同規模のホールを持つ愛知厚生年金会館の閉館(2008年10月)とも合わせて名古屋飛ばしへの懸念など強い反対の声があったことなどから、2008年11月になって名古屋市が建物を譲り受けた上で存続することが報じられた[2]。
同会館を所有する愛知県は代替施設として2009年10月に愛知県産業労働センターをオープンしており、名古屋市が存続させる場合に「建物の無償譲渡と土地の無償貸し付け」を行なう方針を明らかにしていた。譲渡後の2010年4月から約2年間の耐震補強工事に取りかかる予定が示されていたが、2月の時点で県と市の移管交渉が難航して[1]解決を見ないまま、3月31日で閉館。その後も県からの施設譲渡について検討が続けられていたが、2010年11月30日の市議会本会議において市長の河村たかしが多額の税金を投入することについて困難であるとして受け入れ断念の考えを示したことで、廃止が確定した[3]。
その他の勤労福祉会館
- 尾西勤労青少年福祉センター
- 一宮勤労福祉会館
- 豊橋勤労福祉会館
- 豊田勤労福祉会館(2007年3月で閉館)
- 刈谷勤労福祉会館(2007年3月で閉館)
- 労働者研修センター(瀬戸市、2008年3月で閉館)
- 岡崎勤労福祉会館(2010年3月で閉館)
- 津島勤労福祉会館(2011年3月で閉館)
- 半田勤労福祉会館(2011年3月で閉館、4月から半田市の施設に変更)
周辺施設
脚注
- ^ a b 中日新聞:愛知県勤労会館、閉鎖も 経費負担で協議難航、2010年2月17日 [リンク切れ]
- ^ 中日新聞:愛知県勤労会館存続へ 名古屋市が譲り受け耐震補強、2008年11月10日 [リンク切れ]
- ^ 中日新聞:愛知勤労会館の廃止確定 名古屋市、受け入れ断念、2010年11月30日 [リンク切れ]