恵庭岳
恵庭岳 | |
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支笏湖越しに早春の恵庭岳を望む | |
標高 | 1,320 m |
所在地 | 北海道千歳市、恵庭市 |
位置 | 北緯42度47分35秒 東経141度17分07秒 / 北緯42.79306度 東経141.28528度 |
山系 | 独立峰 |
種類 | 成層火山 |
恵庭岳の位置 | |
プロジェクト 山 |
恵庭岳(えにわだけ, アイヌ語:e(e)niwa, e-en-iwa)は、北海道千歳市と恵庭市の境界にある第四紀火山である。標高は1320m。活火山に指定されている。恵庭市の名前の由来でもある。アイヌ語の山名、「エ・エン・イワ」は「頭が尖った岩山」を意味する。
特徴
地質は安山岩質の成層火山で火砕丘、溶岩ドームを持つ。支笏カルデラの後カルデラ火山である。同じく後カルデラ火山の樽前山より古い。山頂から東北東方向に火口が開いており、噴気活動を認めることができる。
日本の多くの火山と同様、熱水鉱床による金鉱脈を形成しており、山麓の北側で戦時中まで恵庭鉱山として採掘が行われていた。鉱山町も形成されていたが、1943年に国の政策変更により国内の他の金鉱山と同様に強制的に閉山となった。坑口と精錬所の遺構は現在も確認できるが、鉱山町の遺構は火葬場の炉があるのみである。
また、西側の斜面には札幌オリンピック時に山頂から麓まで至る滑降コースが一時的に造成されたが、自然破壊であるとして批判された。2006年現在も植生は完全に回復したとはいえない。
千歳市は恵庭岳のほとんど全域の直轄を主張するが、恵庭市は山頂までの領域を主張している。
噴火活動時期
- 4万年より新しい[要出典]。
登山ルート
ポロピナイからの登山ルートがあるが、現在8合目より上は危険のため立ち入りが制限されている。
関連項目
外部リンク