彦坂忠義

彦坂 忠義（ひこさか ただよし、1902年12月25日 - 1989年3月27日）は、日本の原子力物理学者。愛知県渥美郡老津村（現豊橋市）出身。

経歴

第二高等学校卒業後、1923年に東北帝国大学理学部物理学科へと入学した。1926年に大学を卒業すると当時の同大学教授高橋胖のもとで助手を務めた。1934年に原子核の内部構造を提唱し、当時広く考えられていたニールス・ボーアの液滴モデルとは異なった理論を発表した。息子に彦坂諦がいる。

1939年より旧制山口高等学校教授。1945年より旅順工科大学教授。1950年「原子核エネルギー利用の一方法について」で東北大学理学博士。1950年より岩手大学学芸学部教授。1951年より新潟大学理学部教授。定年退職後の1968年より東北学院大学工学部教授。

論文

• 彦坂忠義

追悼文集

• 『木蓮の花 彦坂忠義追悼文集』彦坂忠義追悼文集編集委員会 1991