形成の書
形成の書(けいせいのしょ סֵפֶר יְצִירָה セーフェル・イェツィラー、イェツィラーの書 とも)とは、ユダヤ教神秘主義思想カバラの基本教典の一つ。成立は3世紀から6世紀にかけてと推測されている。
10の「数」(によって象徴される4つの根源的元素と6つの方位)と22の「文字」(によって象徴される元素)を用いた、神による世界の創造を描く。また、この「数」と「文字」を合わせて「33の智恵の経路」とも総称する。
この「数」の原語はセフィラ(סְפִירָה)であるが、この単語を「創造の段階」の意味で用いた最初のカバラ文献として重視される。
関連項目
参考文献
- カバラ(新装版)ユダヤ神秘思想の系譜 箱崎総一 青土社 2000/9 ISBN 4791758390
『形成の書』全文の英訳