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張皇后(ちょうこうごう、生没年不詳)は、三国時代の蜀の後主劉禅の2番目の皇后。父は張飛。母は夏侯覇の従妹。諱は伝わっていない。劉禅の最初の皇后である敬哀皇后は姉(こちらも張皇后とも呼ばれる)。
生涯
200年(後漢の建安5年)、張飛は薪取りをしていた夏侯覇の従妹を捕え、良家の娘と知り自分の妻にした。2人の間の次女が張皇后である。
237年(蜀の建興15年)、姉・敬哀皇后が亡くなると宮中に入って貴人に立てられ、翌238年(建興16年)に皇后に立てられた。
263年(蜀の炎興元年)に蜀が滅亡し、翌264年に劉禅が洛陽へ移送されることになると、それに随行した。いつ亡くなったかは記されていない。