平野白峰

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平野 白峰(ひらの はくほう、明治12年(1879年)-昭和32年(1957年))は、昭和時代に活躍した京都版画家

来歴[編集]

明治12年、京都に生まれる[1]。独学で浮世絵や様々な日本画の画風を研究している。昭和7年(1932年)、渡辺版画店より、それまでの浮世絵の研究成果を生かした新版画「湯上り」、「鏡の前」という美人画2点を発表した。白峰の美人画は5点が知られており、シンプルな墨の線により描写されており、浮世絵版画に影響を受けていることが顕著である。また、昭和11年(1936年)にアメリカ合衆国トレド美術館で開催された第2回日本現代版画展に前述の2点の作品を出品している。

作品[編集]

  • 「鏡の前(対鏡)」 渡辺版画店 木版画 アーサー・M・サックラー・ギャラリー所蔵 昭和7年
  • 「女後ろ姿」 渡辺版画店 木版画 東京国立近代美術館所蔵 昭和11年(1936年) 
  • 「女座像」 渡辺版画店 木版画 東京国立近代美術館所蔵
  • 「夏姿(別府)」 渡辺版画店 木版画 昭和11年(1936年)

出典[編集]

  1. ^ 『よみがえる浮世絵』245頁。

参考図書[編集]