帰属 (著作権)
著作権法における帰属(英: Attribution)とは、ある著作物(works)を利用(use)する場合、その著作物の著作者への謝辞(acknowledge)やクレジットの掲載を要求することを指す用語である。または別の著作物に表示すること(appear in works)自体を指す。著作権に依拠した多くのライセンスやコピーレフト・ライセンス、例えばGNU Free Documentation Licenseやクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(彼ら[誰?]はこれを"BY"と略称している)は「帰属」を要求する[1]。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンではこの"Attribution"を日本国著作権法の著作権表示の観点に立ち、「表示」と訳している[2]。帰属は、しばしば、ある種のライセンスでは最も基礎的な要求事項であるとみなされている。なぜならこの帰属により、著作物へ部分的に恩を報いることにつながる、著作者の肯定的評価を積み上げることができ、かつ、第三者がこの著作物を作成したと主張するといういかさまを防ぐためである。
著作者やクリエイターに著作物のクレジットする権利を与えるという「帰属」は、彼らに謝意を示すという礼儀と尊敬の兆候と広く見なされる。
脚注
- ^ “Creative Commons Attribution”. wiki.creativecommons.org. 2011年8月29日閲覧。
- ^ “クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは”. creativecommons.jp. 2011年8月29日閲覧。