崔徳柱

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崔 徳柱
名前
カタカナ チェ・ドッチュ
ラテン文字 Choi Duck-Joo
ハングル 최덕주
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
生年月日 (1960-01-03) 1960年1月3日(64歳)[1]
出身地 慶尚南道統営市[1]
ユース
中央大学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1984 韓一銀行 19 (7)
1985 浦項アトムス 8 (0)
1959-1963 ボタフォゴ
1987-1988 松下電器
監督歴
2009-2010 U-16/17韓国女子代表
2011 U-19韓国女子代表
2012-2013 韓国代表(ヘッドコーチ)
2014 大邱FC
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

崔 徳柱(チェ・ドッチュ、朝鮮語: 최덕주1960年1月3日 - )は、大韓民国出身のサッカー選手、サッカー指導者である。

経歴[編集]

選手として[編集]

東莱中学校、東莱高校、中央大学校出身[1][2]。1984年には韓一銀行英語版で19試合7ゴール1アシスト[1]、1985年には浦項アトムスで8試合1アシスト[1]。ドイツのフライブルクへの6ヶ月間の留学を経て[1]、1987年から日本の松下電器でプレー。1987-88シーズンのJSL2部で16アシストを記録してアシスト王に輝いた[3]

指導者として[編集]

引退後は日本で高校、大学、実業団チームなど複数のカテゴリーで指導にあたった[1]大阪朝鮮高級学校ではコーチを務めたが、韓国人が朝鮮学校のサッカー部を指導するというのは異例のことだった[4]。同校での教え子に梁勇基がいる[4]

U-16~U-17韓国女子代表監督として、2009年にAFC U-16女子選手権に優勝[1]、2010年にFIFA U-17女子ワールドカップに優勝[1]。FIFA主催の世界大会で韓国代表が優勝したのはこれが初めてだった[1][5]

2012年1月から2013年6月までは崔康熙監督のもとで韓国男子A代表のヘッドコーチを務め[1][5]、チームは2014 FIFAワールドカップ出場権を獲得した[1][2]

2014年、Kリーグチャレンジ大邱FC監督に就任。11月18日、成績不振により辞任した[5]。辞任時の成績は13勝8分15敗で10クラブ中7位だった[5]

2015年に母校・中央大の監督に就任した[6][7]

選手経歴[編集]

指導経歴[編集]

タイトル[編集]

松下電器
  • JSL2部アシスト王(1987-88=16アシスト)[3]
U-16/17韓国女子代表
その他
  • 2010年 大韓サッカー協会 特別貢献賞[1]
  • 2011年 第57回大韓体育会体育賞 指導部門最優秀賞[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 대구FC 감독 내정자 발표”. 大邱FC (2013年12月20日). 2015年12月12日閲覧。
  2. ^ a b 윤태석 (2013年12月20日). “대구FC 최덕주 전 국가대표 수석코치 사령탑 선임”. スポーツ東亜. 2015年12月12日閲覧。
  3. ^ a b 『日本サッカーリーグ全史』 日本サッカーリーグ、1993年、217頁。
  4. ^ a b 慎武宏『祖国と母国とフットボール ザイニチ・サッカー・アイデンティティ』武田ランダムハウスジャパン、2010年、124-125頁。
  5. ^ a b c d 전영지 (2014年11月18日). “최덕주 대구FC 감독 전격 사임”. 朝鮮日報. 2015年12月12日閲覧。
  6. ^ 대학축구 데뷔전 치른 중앙대 최덕주 감독, "마지막까지 잘 해줘서 만족스럽다"”. KsportTV (2015年2月12日). 2015年12月12日閲覧。
  7. ^ 김환 (2015年10月20日). “최덕주 감독, '경험이 단단한 지도자를 만든다'”. 大韓サッカー協会. 2015年12月12日閲覧。