島江王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

島江王(しまえおう、生没年不詳)は、平安時代初期から前期にかけての皇族。系譜は明らかでないが、光仁天皇の後裔で高橋王の子か。官位正五位下大舎人頭

経歴[編集]

承和2年(835年)無位から従五位下叙爵。従五位下へ直叙されていることから、三世王と想定される。仁明朝では大監物などを務め、承和15年(848年)には従五位上に叙せられている。

文徳朝前半は侍従を務める一方で、しばしば各種遣使も務めた。

のち、文徳朝では諸陵頭大膳大夫を歴任する。

清和朝に入ると大舎人頭に転任する一方、以下遣使を務めた。また、天安2年(860年正五位下に至っている。

官歴[編集]

六国史』による。

脚注[編集]

  1. ^ 日本文徳天皇実録』嘉祥3年3月27日条
  2. ^ 『日本文徳天皇実録』嘉祥3年5月2日条
  3. ^ 『日本文徳天皇実録』嘉祥3年9月26日条
  4. ^ 『日本文徳天皇実録』仁寿3年4月10日条
  5. ^ 『日本文徳天皇実録』仁寿3年4月25日条
  6. ^ 日本三代実録』天安2年11月5日
  7. ^ 『日本三代実録』貞観2年9月11日

参考文献[編集]