岩屋寺 (島根県奥出雲町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kstigarbha (会話 | 投稿記録) による 2015年12月20日 (日) 07:34個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Kstigarbha がページ「岩屋寺 (奥出雲町)」を「岩屋寺 (島根県奥出雲町)」に移動しました: プロジェクト:仏教/寺院名についての市・特別区以外には都道府県名を付ける、より)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

岩屋寺
所在地 仁多郡奥出雲町中村1331
山号 金巌山
宗旨 真言宗
宗派 真言宗御室派
本尊 十一面観音菩薩
創建年 天平勝宝8年
文化財 岩屋寺の切開
法人番号 4280005006259 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

岩屋寺(いわやじ)は、島根県仁多郡奥出雲町にある真言宗御室派の寺院。山号は金巌山。本尊は十一面観音菩薩。

歴史

寺伝によれば、天平勝宝8年の創建で、聖武天皇・勅願所であったという。もとは古義真言宗で高野山を本山としていた。横田の庄が石清水八幡宮の荘園になってから、伯耆大山寺出雲鰐淵寺等のように、蔵王信仰・修験道も入り荘園の信仰の中心となった。

文化財

国の天然記念物

  • 岩屋寺の切開(きりあけ) - 岩屋寺山の中腹にある小峡谷、長さは80mに過ぎないが、両岸は高さ20m~10mの切り立った岩壁で、間隔は狭く、上部はわずかに1.5m、下部は3.5mと下方において広い。粗粒の黒雲母、花崗岩が直立した節理面に沿って侵食でできたもので、地理学的には極幼年性V字谷で上部より下部において広いのはまれなものであるという。

外部リンク