岡野恒也
岡野 恒也(おかの つねや、1926年9月2日 - 2003年7月21日[1])は、心理学・動物行動学者。
東京市(現大田区大森)生まれ。1950年東京文理科大学心理学科卒。56年同大学院修了。1955年松商学園短期大学助教授、1956年東横学園女子短期大学助教授、1967年明星大学人文学部助教授、1972年「類人猿の知能的行動に関する心理学的研究」で東京教育大学文学博士、静岡大学教養部教授、1982年日本女子大学文学部教育学科教授、90年同人間社会学部心理学科教授、1995年愛知みずほ大学教授、97年学長、99年退任。[2]
著書
- 『オラン・ウータンの島 ボルネオ探訪記』紀伊国屋新書 1965
- 『チンパンジーの知能』ブレーン出版 1980
- 『比較心理学への道』玉川大学出版部 玉川選書 1980
- 『常識にない心理学の話』酒井書店 1982
共編著
- 『比較心理学』浅見千鶴子共著 ブレーン出版 1980
- 『霊長類心理学 1』編著 ブレーン出版 1983
- 『心理学事始』藤井尚教,小山高正共編著 ソフィア 1991
- 『教養の心理学 新版』藤嶋輝子共編 酒井書店・育英堂 1992
- 『比較発達心理学』編著 ソフィア 1992
- 『社会性の比較発達心理学』監修 牧野順四郎,南徹弘,小山高正,田中みどり,加藤克紀編 アートアンドブレーン 2001
- 『地域福祉イベントのノウハウ 東村山市福祉のつどい20年のあゆみ』東村山市障害者週間福祉のつどい実行委員会編 鈴木禎一,吉田謙,倉田博継,長渕晃二共著 筒井書房 地域福祉実践シリーズ 2001
翻訳
- P.L.ブロードハースト『動物心理学』石原静子共訳 誠信書房 1966
- N.Blurton Jones 編『乳幼児のヒューマンエソロジー 発達心理学への新しいアプローチ』監訳 ブレーン出版 1987
- ユージン・リンデン『悲劇のチンパンジー 手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命』柿沼美紀共訳 どうぶつ社 自然誌選書 1988
論文
参考文献
- 『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、253頁。ISBN 4-87733-171-9。
注
- ^ 「岡野恒也先生を偲んで」小山高正
- ^ 『現代日本人名録』