岡崎公園 (京都市)
岡崎公園 | |
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京都府立図書館北にあるゴットフリード・ワグネル像 | |
分類 | 都市公園(総合公園) |
所在地 | |
面積 | 15.0ha |
運営者 | 京都市 |
岡崎公園(おかざきこうえん)は、京都府京都市左京区岡崎にある都市公園(総合公園)である[1]。
歴史
六勝寺
この地は、平安時代に法勝寺等、六勝寺と総称される6か寺の大寺が建立された故地である。その名は、現在でも各寺の故地に町名となって残されている。
内国勧業博覧会
壮麗を極めた往時の六勝寺の伽藍も、その後の戦乱で灰燼に帰してしまい、幕末維新の頃には、岡崎には人家も疎らで、空き地が広がっていた。明治時代、東側に隣接する蹴上の地域に、琵琶湖疏水が引かれ、日本初の水力発電所が建設され、インクラインを利用した水運も発達すると、岡崎の地を琵琶湖疏水の本流が西流するようになった。1895年には、疏水の北側の地域を会場として内国勧業博覧会が開催され、賑わいを取り戻した。その会場跡に造営されたのが、平安神宮であり、その他、文化施設も建設され、公園として整備された。
文化施設
京都市美術館、京都国立近代美術館、京都会館、京都市勧業館(みやこめっせ)、岡崎グラウンド、京都府立図書館、京都市動物園、平安神宮など、京都の文化・観光・産業施設が集まっている。
公園の南端、西端には、琵琶湖から引かれた琵琶湖疏水の水路とインクラインがある。
この広範なエリアをしばしば岡崎公園と呼ぶが、狭義には、同名の公園が平安神宮の南側にあり、テニスコートが隣接している。
京都市は2015年に、観光案内所として大宮交通公園に保存されていた京都市電1800形電車1860号を移設し、12月5日より「岡崎・市電コンシェルジュ」として運営している[2]。
イベント
京都学生祭典
毎年10月上旬に(過去に一部例外あり)日本の京都市で開催されている祭。京都市が策定した大学のまち・京都21プランがイベントコンセプトの基本となっている。2000~2002年に財団法人大学コンソーシアム京都が主催して実施された京都・学生フェスティバルが発展して、京都学生祭典となった。
京都さくらよさこい
京都さくらよさこいは、京都市役所前広場を中心に、2日間に渡って行われる関西最大級のよさこい祭り。第八回からは平安神宮周辺の岡崎エリアに会場を拡大して開催する予定。桜舞う4月上旬に毎年開催されている。第六回はのべ165チームが参加した。第七回は震災のために、5月に延期開催された。
脚注
- ^ 都市計画一覧表 公園(京都市)
- ^ 岡崎公園に「岡崎・市電コンシェルジュ」オープン - 『鉄道ファン』2015年12月7日
外部リンク
座標: 北緯35度00分51.2秒 東経135度46分58.3秒 / 北緯35.014222度 東経135.782861度