安芸敬一
安芸 敬一 | |
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生誕 |
1930年3月30日 日本、横浜 |
死没 |
2005年5月17日(75歳没) フランス、レユニオン島 |
居住 | 日本、 アメリカ合衆国 |
研究分野 | 地震学 |
研究機関 | マサチューセッツ工科大学、南カリフォルニア大学 |
出身校 | 東京大学 |
主な受賞歴 | ウィリアム・ボウイ・メダル(2004年) |
プロジェクト:人物伝 |
安芸 敬一(あき けいいち、1930年3月30日 - 2005年5月17日)は日本の地震学者である。
横浜で生まれた。父は土木工学者の安芸皎一である。東京大学出身、東京大学地震研究所助教授、マサチューセッツ工科大学教授をへて南カリフォルニア大学教授を務めた。アメリカ地球物理学連合の地震学部門の会長、アメリカ地震学会 (Seismological Society of America) の会長を務めた。インド洋上のフランス・レユニオン島で火山活動の研究を行い、レユニオン島で没した。
トモグラフィ、常時微動、コーダ波、火山物理、強震動など多彩な研究を行い、現代の地震学の基礎を築いた科学者の一人である。また1970年代後半にはバリア理論を提唱して、金森博雄のアスペリティ理論と論争になり、地震モーメントの研究が推し進められた。さらにPaul G. Richardsとともに「Quantitative Seismology」(邦題「地震学:定量的アプローチ」)を著し、世界中の地震学者らに愛読された。
受賞歴
- アメリカ地震学会メダル(1986年)
- ソラリンソン・メダル(国際火山学及び地球内部化学協会、2000年)
- ウィリアム・ボウイ・メダル(アメリカ地球物理学連合、2004年)
- グーテンベルグ・メダル(ヨーロッパ地球科学連合、2005年)
著書
- 都城秋穂・安芸敬一編 『変動する地球3』 岩波書店〈岩波講座地球科学12〉、1979年。ISBN 4000102826。
- 安芸敬一・P.G.リチャーズ 『地震学 : 定量的アプローチ』 上西幸司・亀伸樹・青地秀雄訳、古今書院、2004年。ISBN 4-7722-4052-7。
参考文献
- 蓬田清 「安芸 敬一先生のご逝去を悼む」『日本地震学会ニュースレター』17巻、2号、3-4頁、2005年。