女体山 (さぬき市)
女体山 | |
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長尾町から望む女体山 | |
標高 | 774 m |
所在地 | 香川県さぬき市・東かがわ市 |
位置 | 北緯34度12分10.16秒 東経134度12分33.58秒 / 北緯34.2028222度 東経134.2093278度 |
山系 | 讃岐山脈 |
プロジェクト 山 |
女体山(にょたいざん)は、香川県さぬき市と東かがわ市にまたがる、標高774mの讃岐山脈にそびえる山である。
昔、不義をして京を追放された公家の娘が志度の浦で身の不幸を嘆いていた。通りかかった庄屋が同情し、家に連れて帰り一生の面倒を見た。彼女は恩義に報いる為、死後もこの地方の為に尽くすといって亡くなった。庄屋は彼女を近くの青木池に葬り、小さな祠を立てた。以来、雨の少ないときに祠に集まって念じると必ず雨が降ったと伝えられている。しかし青木池の周辺で不浄の物が漂着するなどしたため、村人が祠を矢筈山の東の峰に移し、女体神社として祀った。以来この山を女体山と呼ぶようになった。 ちなみに女体神社は、主祭神:須佐之男命を祀る「男体社」に対する「女体社」として全国各地に存在している。ほかに山容から、長尾町から見ると女性が上向きで横たわっている姿に見え、山頂が女性の特徴部分にあたることから女体山と呼ばれるとの説もある。
登山ルート
南山麓には四国八十八ケ所結願の大窪寺があり、そこに至る歩き遍路道が頂上(最高地点774m)を通過しており、したがって登山道は整備されている。また、三角点(761.7m)のある展望台は頂上より東にずれている。マイカー利用だと、車道が東西に山頂近くを通っているので、頂上も三角点も簡単に行くことができる。
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全景
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長尾町からの遠景
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頂上にある女体宮の祠
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三角点(右端の鉄柱のすぐ左)のある展望台