天臨閣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。111.110.151.156 (会話) による 2015年8月6日 (木) 00:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

天臨閣(てんりんかく)は、大坂城本丸にあった桃山様式の書院建築。紀州御殿の通称で知られた。

歴史

  • 1621年、この頃和歌山城二ノ丸御殿が整備される。
  • 1886年、和歌山城二ノ丸御殿の一部を移築、陸軍大阪鎮台庁舎として利用され、紀州御殿と呼ばれる。
  • 1931年、大坂城天守閣復興に伴い、大阪市民からの寄付で陸軍大阪師団新庁舎が完成。大阪市迎賓館となる。併せて日本庭園が整備される。
  • 1933年、「紀州御殿」を「天臨閣」と改称
  • 1945年連合軍が接収。
  • 1947年、連合軍の失火により焼失した。

参考文献

  • 文:宮上茂隆、絵:穂積和夫「大坂城 天下一の名城 日本人はどのように建造物をつくってきたか3」草思社

関連項目