変質性炎症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Akamemori (会話 | 投稿記録) による 2014年6月13日 (金) 13:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ページ統合に伴うリンク変更(急性炎症、慢性炎症))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

変質性炎症(へんしつせいえんしょう)は急性炎症の時に見られる炎症であり、炎症の起点となる組織障害である。実質臓器に多いため、実質性炎症とも言われている。

炎症の変性、壊死などの組織損傷が強く、炎症細胞はほとんどない。

劇症型肝炎クロイツフェルト・ヤコブ病四塩化炭素による肝細胞の変性・壊死、ジフテリア毒素による心筋炎アメーバ赤痢による腸粘膜の変性、糸球体腎炎による尿細管上皮の変性で見られる。