園田勇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。東郷四郎 (会話 | 投稿記録) による 2012年2月9日 (木) 13:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎経歴)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
オリンピック
1976 モントリオール 80kg級
世界柔道選手権
1969 メキシコシティ 80kg級
1973 ローザンヌ 80kg級
ユニバーシアード
1967 東京 80kg級

園田 勇(そのだ いさむ 1946年11月5日- )は福岡県山門郡三橋町(現柳川市)出身の柔道家。身長177cm。得意技は大外刈。5人兄弟の末っ子[1]

経歴

福岡電波高校から福岡工業大学に進学後、1969年世界柔道選手権大会の80kg級で金メダルを獲得した。この大会では兄の園田義男も63kg級で金メダルを獲得した。大学卒業後は丸善石油に入社し柔道を続けたが柔道は仕事が終了した夕方からしかできなかった[2]。1972年6月に福岡県警察に入り警察官に対しての柔道コーチを始めた。

1973年世界柔道選手権大会で銀メダル、1976年モントリオールオリンピックには4歳下の強力なライバル藤猪省三と競い代表の座を得る[3]と本大会でも金メダルを獲得した。1978年嘉納治五郎杯国際柔道選手権大会を最後に選手生活を終了し指導者の道に進んだ彼は2000年シドニーオリンピックで銅メダルを獲得した日下部基栄などを育て上げた。

現役時代は中量級ながら、体重無差別の全日本選手権にも10年連続で出場を果たした。

福岡県内では園田勇杯少年柔道大会が2008年までに29回開催されている[4]

脚注