四戸潤弥
四戸 潤弥(しのへ じゅんや、1952年 - )は日本のイスラーム法学、アラビア語文法研究者。同志社大学神学部神学研究科、大学院神学研究科教授,同志社大学一神教学際研究センター(CISMOR)共同研究員,拓殖大学イスラーム(旧シャリーア)研究所客員教授、同志社大学一神教研究センター(CISMOR)センター長(-2018/03/31)。
人物・経歴
福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。早稲田大学大学院法学研究科修士課程(民事法学専攻)修了 、カタール国立大学イスラーム学・法学部(イスラーム法専攻)卒 、東京大学新聞研究所教育部卒(現:東京大学大学院情報学環・学際情報学府教育部)、早稲田大学政治経済学部政治学科卒。
著作
単著
- 『イスラーム世界とつきあう法』東洋経済新報社(1992年初版、2001年親版)
- 『現代アラビア語入門講座』全2巻、東洋書店(1996年初版、1996年2刷、2008年3刷)
共著
- 「ムカッラフ(能力者)概念をめぐる信仰告白表明と審判」(『宗教における死生観と超越』所収、2013年、方丈堂出版)、
- 「現代社会とイスラーム -イスラーム信徒少数派社会、日本」(『イスラーム信仰と現代社会』所収、イスラーム信仰叢書10、2011年、国書刊行会、」
論考
- 「近代の肖像 有賀文八郎1〜3」、『中外日報』7月9.14、16日付所収、2009
主要翻訳
- 『中東世界の再編成:アラブの視点から』(拓殖大学・カイロ大学共同論文集)、1997年
教育・公開活動など
- HP「アラビア語HP講座初級講座公開」、2007年
- HP「アラビア語HP講座中級講座公開」、2011年
エピソード
1
ペルシャ湾岸産油国カタールの同国立大学へ留学卒業しているが、契機は、エジプトムスリム同胞団メンバーで、カタールを拠点にイスラーム世界のイデオローグとして有名なユーセフ・カルダーウィー(Yusuf al-Qaradaw1926/09/09-)同大学学部長(当時)が来日し、日本ムスリム協会を訪問していた際に受け入れが決まった。彼はカタール大学留学中、学生として直接講義に出席している。
2
アラビア語に堪能で、日本政府招聘客(王族、政治家、高官、技術研修員)の通訳を、第1次湾岸戦争(1990-91)、米対アフガン戦争(2001)、第2次湾岸戦争(2003)では、東京のテレビキー局で、アルアラビーア(UAE)、アルジャズィーラ(カタール)などのアラビア語放送同時通訳、取材ビデオ翻訳を、またアラブ映画祭日本作品アラビア語翻訳、テレビドキメンタリー和訳、法廷通訳を経験し、中東諸国の学会ではアラビア語で研究発表を行っている。
注釈・出典
- http://theo.doshisha.ac.jp/education_research/teacher/shinohe.html
- 「アラブ世界」アラブ連盟駐日代表部機関紙、1986
- http://www.chugainippoh.co.jp/rensai/kindai/kindai004.html
- 318有賀文八郎(1)(H21.07.09)319有賀文八郎(2)(H21.07.14)320有賀文八郎(3)(H21.07.16)
- https://www1.doshisha.ac.jp/~jshinohe/