唄啓のこれは得だすお聞きやす

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唄啓のこれは得だすお聞きやす(うたけいのこれはとくだすおききやす)は、CBCラジオ1984年1月2日1994年7月29日)の月曜日~金曜日に放送されていたミニ番組である。

歴史[編集]

この番組は、中田ダイマル・ラケット出演の 『ダイマル・ラケットのみんなの歌謡曲』(1967年1月9日-1982年9月10日放送)からの流れを受けたインフォマーシャル番組で、『みんなの歌謡曲』のショートリリーフ的な番組であった『シンマとミミの歌謡ドライブ』(1982年9月13日-1983年12月30日放送)の後番組として、出演者に鳳啓助京唄子を迎え、1984年1月2日より放送を開始した。

番組内容は、それまでの番組同様、歌謡曲が1曲掛かる合間に、主に三河地区の企業CMを2人が掛け合い漫才のごとく演じるもので、漫才同様に、鳳啓助のボケに京唄子の鋭いツッコミを聴くことが出来た。CMの合間のジングルは、コントのオチのようなSEに変更。

放送開始当初は、『ばつぐんジョッキー』に続いて、15:40-16:00に単独番組として放送されていたが、のちに夕方ワイド番組内の箱番組扱いに変更され、番組の放送時間も短縮された。

パーソナリティーの一人である鳳啓助は、晩年には病気による療養が度々あったが、この番組については、CMのパートは録り貯めしていたものを使用し、曲紹介の部分は京唄子のみ出演して、復帰までの急場を凌いでいた。しかしながら、1994年になると、鳳啓助がリンパ節の癌によって長期療養を余儀なくされるに至り、番組を降板。暫くは京唄子のみでタイトルを『これは得だすお聞きやす』に変更して放送を続けたが、結局1994年7月29日をもって番組を終了する事になり、10年7ヶ月にわたる放送を終了した、なお鳳啓助は、番組終了直後の8月8日に死去した。

なお番組内容は、「いくよ・くるよのもうかりまっか?」に引き継がれた。

番組テーマ曲[編集]

『これは得だすお聞きやす』は「街角トワイライト」(シャネルズ)のインストルメンタルが使用されていた。