君が衛生兵で歩兵が俺で

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君が衛生兵で歩兵が俺で
ジャンル 学園ラブコメディ
小説
著者 篠山半太
イラスト 西出ケンゴロー
出版社 PHP研究所
レーベル スマッシュ文庫
発売日 2012年6月22日
巻数 既刊1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

君が衛生兵で歩兵が俺で』(きみがナースでほへいがおれで)は、篠山半太による日本ライトノベル。イラストは西出ケンゴローが担当している。単行本はスマッシュ文庫PHP研究所)より2012年6月に発売されている。

あらすじ[編集]

神奈川県横須賀市にある陸上自衛隊武山高等学校に通う二年生・大嶽隼人は、演習中に絡まれていたミス武山高の同級生・磯鷲音矢を守り、二人は腐れ縁となる。その後二人は、変わることのなく移り行く日々は過ごしていたが、3年生への進級が行われようしていた時、テロリストによって政府首脳が暗殺され、武山高校長を兼務する元自衛官の女性防衛大臣・繭川巴が首相代理となる大事件が起きた。繭川は、自衛隊の国軍化と集団的自衛権の容認を掲げた政変を開始する。事実上の戒厳令である治安出動が発令され、武山高生徒隊もまたその任につくこととなる。

登場人物[編集]

階級は全て、物語開始時のもの。

大嶽 隼人(おおたけ はやと)
陸上自衛隊武山高校の二年生で本作の主人公。1等陸士。普通科
幼少の頃に殉職した父も自衛官であった。中学生のときに母を失う。その際に父の同僚だった篠山に会い、父の背中を追って武山高入りを決意する。
磯鷲 音矢(いそわし おとや)
陸上自衛隊武山高校二年生で本作のメインヒロイン。1等陸士。衛生科
自衛隊法の特例により、准看護師免許持ち(現実の一般隊員の場合、技術陸曹(3等陸曹)に補職されうる)。
作品冒頭では眼鏡をかけているが、作中の事情によりコンタクトに変更。
構想段階の名前は山口音矢[1]
倉木 真人(くらき まさと)
陸上自衛隊武山高校二年生で主人公の良き同僚。1等陸士。普通科
学年は同じであるが、一般の高校で1年過ごしていたため年齢は1つ上。某防衛産業大手企業の御曹司であり、防衛の現場を知るために入学した。
繭川 巴(まゆかわ ともえ)
防衛大臣、兼陸上自衛隊武山高校校長。本作のサブヒロイン。三十代前半のクールビューティー。内閣総理大臣臨時代理第二順位。
東北大学法学部を卒業し、幹部候補生として入隊した元自衛官であるが、現在は除隊した文民であり[注 1]衆院議員。連立与党のトップを務めている。
自衛官時代に公民の教師として文部科学省に出向しており、教育者としての一面も併せ持っている。
篠山 半太(しのやま はんた)
自衛官、陸上自衛隊武山高校区隊長(大嶽と倉木の区隊)。著者とは同姓同名の別人。2等陸尉。職種不明。

既刊一覧[編集]

  • 篠山半太(著) / 西出ケンゴロー(イラスト) 『君が衛生兵で歩兵が俺で』 PHP研究所〈スマッシュ文庫〉、2012年6月22日発売[3]ISBN 978-4-569-67846-7

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現実の日本国においても、元自衛官が文民であるという公式見解が2001年5月22日に出ており合憲である[2]

出典[編集]

外部リンク[編集]