北条館

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北条館(ほうじょうやかた)は岩手県紫波郡紫波町に存在した日本の城

東西180m、南北250mの規模で、東は北上川、西はあずま街道(鎌倉街道)、西・北辺には壕跡の水田(8.5~12m幅)が残り、南・北側には北上川支流の平沢川・滝名川が流れる、水陸共に交通の要地にあたる。 現在は稲荷、千手観音、薬師如来が残る。

歴史・沿革

築城年代は不明であるが、陸奥国志和郡日詰村に所在した、館主は樋爪氏の一族とも、北条氏の末裔とも言われているが、戦国期の郡主斯波氏の家臣日詰氏の比爪城が当館とする説もあり、天正20年(1592年)の諸城破却書上には、「肥爪 平城 破 信直抱 代官 川村 中務」と書かれ破却された。

脚注

参考資料

  • 『岩手県史 第2巻 中世篇 上』岩手県、1961年3月25日。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年。ISBN 4040010302 
  • 児玉 幸阿・坪井 清足『日本城郭大系 第2巻 青森・岩手・秋田』新人物往来社、1980年7月15日。 

関連項目