函館市地域交流まちづくりセンター

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函館市地域交流まちづくりセンター
Hakodate Community Design Center
函館市地域交流まちづくりセンター外観
情報
用途 フリースペース、研修室、会議室ほか
管理運営 NPOサポートはこだてグループ
構造形式 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 3階建
(塔屋部分のみ5階建)
敷地面積 2,089.23 m²
延床面積 2,808.17 m²
階数 地上3階
開館開所 2007年4月1日
所在地 040-0053
北海道函館市末広町4-19
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函館市地域交流まちづくりセンター(はこだてしちいきこうりゅうまちづくりせんたー)は、北海道函館市にある公共施設。

所在地は北海道函館市末広町4-19。

概要[編集]

2007年(平成19年)4月にオープンした、函館市の「まちづくりセンター」。指定管理者制度を導入しており、NPOサポートはこだてグループが管理・運営する。

主な活動は、情報発信、交流場所の創出、市民活動・NPOの支援、生涯学習の企画・運営、移住の相談など、多岐にわたる。

施設[編集]

1923年(大正12年)、丸井今井呉服店函館支店として耐震耐火性に優れた鉄筋コンクリート構造により、3階建で建築される。外観は、洋風を基調とした「近世復興式」といわれる建築様式を採用し、交差点に面した角を円形に、その屋上はドーム型の展望室が設けられた。

1930年(昭和5年)には、営業面積を拡大する必要から、既存部分に4階、5階が増築された。なお、建物奥の塔屋部分のエレベーターと大階段は、この時に設けられた。

1934年(昭和9年)3月21日の函館大火によって建物は全焼。同年11月、営業を再開。その際に各階の床を補強するため、柱と柱を対角線に結ぶ交差梁などの改修が行われた。

その後、1969年(昭和44年)に丸井今井函館店が五稜郭に移転するまで百貨店として、1970年(昭和45年)から2002年(平成14年)までは、函館市役所末広町分庁舎として使用された。

1989年(平成元年)、その特徴的な外観から、函館市の「景観形成指定建築物」に指定された[1]

その後、建物の老朽化による安全性の問題から、2005年(平成17年)から2007年(平成19年)にかけて「外観の保全」と「安全性の確保」の両立を図るための改修が行われた。外観の意匠は、創建時の3階建に忠実に復元することを基本とし、東北以北最古のエレベーターを保存するため、塔屋部分を5階建のまま残している。

2007年(平成19年)4月、西部地区の賑いと潤いを創出するため、「地域交流まちづくりセンター」として、スタートした。[2]

交通アクセス[編集]

函館市電
函館バス
  • 十字街停留場 徒歩すぐ

周辺[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 函館市景観形成指定建築物等一覧
  2. ^ 函館市地域交流まちづくりセンター歴史祭事コーナーより、引用

外部リンク[編集]

座標: 北緯41度45分49.6秒 東経140度43分1.2秒 / 北緯41.763778度 東経140.717000度 / 41.763778; 140.717000