コンテンツにスキップ

住吉物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Luckas-bot (会話 | 投稿記録) による 2012年4月10日 (火) 13:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: fr:Sumiyoshi monogatari)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

住吉物語』(すみよしものがたり)は鎌倉前期の擬古物語1221年ごろ成立したものと考えられる。作者未詳。全2巻。

継子いじめの物語。『源氏物語』『枕草子』中にも名称が見られることから、物語の原型自体は平安時代に成立したとみられる。但し、鎌倉時代に編纂された物語歌集『風葉和歌集』に採録された和歌7首の内、2首は現存の『住吉物語』に見えないことから後人が改作したものと推定される。『落窪物語』を模している。 現存諸本は室町時代以降のものが夥しく存在し、伝本間の本文の異同が激しい。本文の固定は室町末期以降の古活字本のころと見てよい。

参考文献

外部リンク