三十路
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三十路(みそじ)は、30歳のことを指す言葉である[1][2]。古来は「みそち」と呼ばれた[1][2][3]。別表記に「三十」[1]。本来は30歳のことだけを指す言葉ではあるが、近年では30代全般に使われるケースも増えている[3][4]。「みそじ」の「じ」は物を数えるときに使用される接尾語で、「そじ」は10を単位にして物を数えるときに使用される[1][3][4][5]。なお、「じ」を「路」と書くのは当て字である[4][5]。与謝野晶子の句「三十路をば越していよいよ自らの愛づべきを知りくろ髪を梳く」にもその存在が確認できるほか[6]、石川啄木の『一握の砂』、谷崎潤一郎の『盲目物語』、幸田露伴の『知々夫紀行』などの作品の中でもその存在が確認できる[7][8][9]。人生の節目とされることが多いため、「三十路祭り」などの三十路を冠したイベントも行われている[10]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 日本国語大辞典, 精選版. “三十・三十路とは”. コトバンク. 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b “三十/三十路(みそじ)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c 「「三十路」の意味を勘違いしていませんか?」『ねとらぼ』。2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c “「三十路」は30歳「代」?”. 毎日ことば. 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b Inc, NetAdvance. “「みそじ(三十路)」の「そじ」って何? : 日本語、どうでしょう?”. JapanKnowledge. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 平田さくら「中央図書館ギャラリー企画展示報告(2003-2004年度)と貴重書紹介」『図書の譜』第9巻、明治大学図書館、2005年3月、168-180,図巻頭1p、ISSN 1342808X、NAID 120001438401、2022年1月1日閲覧。
- ^ 石川啄木. “一握の砂”. www.aozora.gr.jp. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 谷崎潤一郎. “盲目物語”. www.aozora.gr.jp. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 幸田露伴. “幸田露伴 知々夫紀行”. www.aozora.gr.jp. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 河原夏季. “「三十路祭り」に2500人、何を求めて? 豪華ゲスト・三十路コン”. withnews.jp. 2021年8月14日閲覧。