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ラジオテレタイプ

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ラジオテレタイプ(Radioteletype : RTTY)とは、2台のテレタイプ端末無線で接続した電気通信システムである。

概要

さまざまな変調方式が使われているが、最も一般的なのは周波数偏移変調(FSK)である。

  • 一般的に使われている符号化方式は5bitの「ITA2コード」(Baudot Code)で、スタート・ストップビット付きの非同期(調歩同期)である。
  • 6bitのITA2キャラクタコードを使っているRTTYシステムも一つは存在する。
  • より現代的なシステムでは、7bitや8bitのバイトが使われている。

RTTYは現代の標準としては極めて遅く、一般的なボーレイトは45ボーである(約60語/分)。

FSK変調の堅牢性とボーレイトの低さにより、RTTYは無線妨害の影響を受けにくい。

主な用途

堅牢な短波通信が必要とされる用途が大部分である。

発音

RTTY の発音には論議がある。

  • 利用者のごくわずか、特に米軍では、RTTY ではなく RATT の頭字語で呼ばれている。
  • アマチュアの RTTY 通信を活発に行なっている人々は、RTTY の頭文字ではなく "ritty" と発音している。

メディア

関連項目