ライトダウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。203.165.195.254 (会話) による 2013年10月13日 (日) 12:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (スペルの間違いを訂正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ライトダウン (: light down) とは、

  1. 原意は帳簿価格を切り下げること。⇒この原意では、寧ろ「Write Down」が当るのではないか?
  2. 都市計画の分野では、行政が取得した土地民間に安い価格で払い下げたり、長期的な賃貸を行うことを指し、アメリカ合衆国における都市開発の仕組みの一つとされている。
  3. 屋外看板広告やネオンサインなどの屋外照明を消灯し、不適切な使用を控えること。光害(ひかりがい)を始めとする大気生活環境保全や省エネルギー地球温暖化防止の啓発を目的とした運動を指す。ライトアップの反対語として作られた和製英語消灯運動とも。
  • 元々は省電力を目的としたものではなく、光害対策の一環として1996年(平成8年)に環境庁(現環境省)が実施した「百武すい星ライトダウンキャンペーン」に由来する言葉。天文ブームの影響を受け、その後「ヘール・ボップすい星ライトダウンキャンペーン」や「グリーン・ライティング(環境にやさしい照明)・キャンペーン」など、光害が天体観測へ及ぼす影響に着目した啓発活動が行われた。このような政府の取り組みは、次第に地球環境問題全般に対するものへと変容していき、「CO2削減・百万人の環」「ブラックイルミネーション」などのキャンペーン行事では、屋外照明だけではなく、家庭での消灯を含めて使用される言葉となっている。
  • 電力消費量の減少する夜間の省電力活動は発電施設の稼動効率を低下させる[要出典]ため、こうした活動に対しては、電力会社にとって設備投資の回収が遅れて電力会社の経営を圧迫するおそれがあり、結果として安定した電力供給の妨げになるのではないか、との批判が存在する。

関連項目