ヤー・ヤー・ヤーズ
ヤー・ヤー・ヤーズ | |
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Yeah Yeah Yeahs, 2002年12月 | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク市 |
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック インディー・ロック アート・パンク ダンス・パンク |
活動期間 | 2000年 - |
レーベル | Interscope, Fiction Records |
公式サイト | Official website |
メンバー |
en:Karen O en:Nick Zinner en:Brian Chase |
ヤー・ヤー・ヤーズ(Yeah Yeah Yeahs)は、2000年に結成されたアメリカ合衆国ニューヨーク市出身の3人組オルタナティヴ・ロックバンド。バンド名は「yeah, yeah, yeah (そう、そう、そうだよね)」という、NYの街で交わされている適当な相槌に由来する。
メンバー
- カレンO(Karen O、1978年11月22日 - )ヴォーカル担当。
- ブライアン・チェイス (Brian Chase、1978年12月2日 - )ドラム担当。
- ニック・ジナー(Nick Zinner、1974年12月8日 - )ギター、キーボード担当。
- イマード・ワージフ(Imaad Wasif)セカンド・ギター担当。2006年からツアー参加。
バイオグラフィー
結成から初アルバム誕生まで
1990年代後半、ボーカルのカレンOとドラムのブライアン・チェイスがオハイオ州のオーバリン・カレッジ在学中に出会う。チェイスは当時ジャズを学ぶ学生だった。その後、カレンがニューヨーク大学に編入し、ニューヨークでギターのニック・ジナーと地元の飲み屋で出会い、意気投合した。二人はアコースティック・デュオ「ユニタード」を結成するが、後にオハイオ州の伝説的なアヴァン・パンク・シーンに影響されエレクトリックに路線変更する。最初の募集で見つけたドラマーが辞退したためチェイスが加入することになり、カレンがオハイオに残してきた「つまらなく、パンクで、薄汚れた」芸術学生グループのようなパンクバンドを形成することにした。[1]
バンドは、最初のリハーサルの時に沢山の曲を作り、すぐにザ・ストロークスやザ・ホワイト・ストライプス等の前座を務めるようになり、一気に知名度を上げた。
2001年後半、自分のバンド名を冠したデビューアルバム『Yeah Yeah Yeahs (EP)』を発表。これはボス・ホグのジェリー・ティールと共にレコーディングされ、自らのレーベル「Shifty」によってリリースされた。[2]
翌年、バンドは全米をガールズ・アゲンスト・ボーイズとツアーしたり、ジョン・スペンサー・ブルーズ・エクスプロージョンと共にヨーロッパ・ツアーを敢行し、さらに英国では単独ツアーを行う等、国際的にも注目を浴びるようになる。[3] 前述のEPはイギリスではウィチタ・レコーディングスによってリリースされ、またアメリカでもタッチ・アンド・ゴー・レコードによって再発売された。
2ndアルバム『フィーヴァー・トゥ・テル』
2003年には初のフル・アルバム『フィーヴァー・トゥ・テル』をリリースし、批評家からの高い評価を受け、全世界で75万枚を売り上げた。特に同アルバムの3曲目「Maps」はオルタナティブ系ラジオ局でヘビー・プレイされた。また2004年にリリースされたシングル「Y Control」のPVは映画監督のスパイク・ジョーンズにより撮影された(一時期カレンOとジョーンズ監督は交際していた)。[4]
2004年10月には初DVD『Tell Me What Rockers to Swallow』をリリース。同DVDにはサンフランシスコでのライブ映像をはじめ、バンドのPVすべてや様々なインタビューが収録されている。
3rdアルバム『ショウ・ユア・ボーンズ』
フルアルバムとしては2作目の『ショウ・ユア・ボーンズ』が2006年3月27日にリリースされた。 本アルバムからのファースト・シングルとして「Gold Lion」が3月20日にリリースされ、英国シングルチャートで18位を記録した。ただし、「Gold Lion」の出だしが1980年代のオルタナ・バンド:ラブ・アンド・ロケッツの「No New Tale To Tell」に似ていることがリーア・グリーンブラットに指摘されている。[5]
同年のほとんどはヨーロッパやアメリカ中のツアーに費やされた。また、「オール・トゥモローズ・パーティー・フェスティバル」のイギリス版作成への支援も行った。
2006年12月には『NME』誌により年間ベストアルバムランキングの第2位に選ばれ、シングル「Cheated Hearts」も10位に投票された。『ローリング・ストーン』誌は同アルバムを年間ベスト44位とし、『Spin』誌は年間ベスト40アルバム中31位とした。
EP『IS IS』
2007年7月24日にEP『IS IS』をリリースした。中には新しい5曲とブルックリンのグラスランズ・ギャラリーで撮影されたショート・フィルムで構成されている。これらの曲は2004年の『フィーヴァー・トゥ・テル』ツアー中に作曲され、この間にライブでは披露されていた。[6] また、新5曲中3曲は『Tell Me What Rockers to Swallow』のDVDに収録済み。[7] 5月7日にはニューヨークで撮影されたライブ・パフォーマンスをパトリック・ドーターズに監督されたDVDとしてリリース予定である。同DVDの楽曲はiTunes Storeで動画配信済み。[8]
『イッツ・ブリッツ!』
最新アルバムは2009年3月にリリースされた『イッツ・ブリッツ!』[9] バンドによると、今回のアルバムは今までとは少し違う様相になっているが、ヤー・ヤー・ヤーズらしさは残してあると言う。当初、このアルバムは4月13日にリリース予定であったが、2月22日にインターネットで事前にリークされた問題で[10]、レーベルのインタースコープ社がリリースを前倒しした。[11]
ツアー
単独国際ツアーに加え、ヤー・ヤー・ヤーズはザ・ホワイト・ストライプス、ザ・ストロークス、ライアーズ、ジョン・スペンサー・ブルーズ・エクスプロージョン等のバンドの前座を務めている。バンドは2007年に北京でModern Sky Festivalの目玉として出演し、中国でライブ演奏した数少ない西欧ロック・バンドである。[12]
サイド・プロジェクトと他バンドとのコラボ
カレンとニックはともにタイニー・マスターズ・オブ・トゥデーのアルバム『Bang Bang Boom Cake』にゲスト出演している。この曲はEメールで書かれ、カレンが歌っている。さらに、カレンは同バンドのHologram World Videoの助監督として活躍し、ヤー・ヤー・ヤーズの全3メンバーがビデオに登場している。
サウンドトラック
2005年にカレンは「Teaser」という楽曲でMC Kool Keithとコラボした。本楽曲はポルノ映画『Deep Throat vs. Lialeh』のサントラに含まれる予定であったが[13]、リリースされることはなかった。
映画『Jackass 2』のためカレンはエレクトロ系アーティストPeachesと同映画主演のen:Johnny Knoxvilleと「Backass」と名付けられた楽曲でコラボした。
2007年にカレンは映画『アイム・ノット・ゼア』のため、ボブ・ディランの楽曲『Highway 61 Revisited』でボーカルとして参加した。[14]
2009年にカレンはスパイク・ジョーンズ監督の映画『かいじゅうたちのいるところ』のサントラを制作。[15]
Head Wound City
ニック・ジナーはヤー・ヤー・ヤーズの活動以外にもen:Head Wound Cityというマス・コア、スラッシュ・コアのスーパー・グループとコラボしている。他の著名なメンバーはバンドThe Blood BrothersのJordan BlilieとCody Votolatoや、The LocustとHoly MolarのJustin PearsonやGabe Serbian。2005年にデビューアルバム『Head Wound City EP』がリリースされている。
ディスコグラフィー
(ここではスタジオで収録されたアルバムのみ記載)
- フィーヴァー・トゥ・テル Fever to Tell(2003年)
- ショウ・ユア・ボーンズ Show Your Bones(2006年)
- イッツ・ブリッツ! It's Blitz!(2009年)
来日記録
- 2003年10月(東京、大阪、名古屋、福岡)[16]
- 2004年7月 FUJI ROCK FESTIVAL2004@Red Marquee
- 2006年7月 FUJI ROCK FESTIVAL2006@White Stage
脚注
- ^ Hanley, Lynsey (February 26, 2006). “Lynsey Hansley talks to Yeah Yeah Yeahs”. The Guardian. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “Jerry Teel”. Discogs. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “Yeah Yeah Yeahs”. MTV.com. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “Spike Jonze”. FamousWhy.com. 2009年4月15日閲覧。
- ^ Greenblatt, Leah (June 16, 2006). “Did The Red Hot Chili Peppers copy Tom Petty?”. Entertainment Weekly 2008年11月19日閲覧。
- ^ http://www.pitchforkmedia.com/article/news/43606-yeah-yeah-yeahs-to-release-new-ep-of-old-songs[リンク切れ]
- ^ “Yeah Yeah Yeahs to release new EP”. NME (June 13, 2007). 2008年11月19日閲覧。
- ^ “Yeah Yeah Yeahs videos”. iTunes Store. 2009年4月15日閲覧。
- ^ Breihan, Tom (January 21, 2009). “New Yeah Yeah Yeahs Album: It's Blitz”. Pitchfork Media. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “diditleak.co.uk”. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “Yeah Yeah Yeahs to release album early due to leak”. NME (March 3, 2009). 2009年4月15日閲覧。
- ^ Sisario, Ben (2007年11月25日). “For All the Rock in China”. New York Times 2007年12月3日閲覧。
- ^ van Horn, Teri (May 13, 2005). “Yeah Yeah Yeahs' Karen O Tackles Folk Music, Porn”. MTV News. 2009年4月15日閲覧。
- ^ “New Karen O - "Highway 61 Revisited" (Stereogum Premiere)”. Stereogum (October 25, 2007). 2009年4月15日閲覧。
- ^ Kasia Galazka (2007年11月20日). “Karen O is Where the Wild Things Are”. Paste Magazine. 2007年11月20日閲覧。
- ^ http://www.vibe-net.com/news/?news=0014527
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ユニバーサルミュージック
- Yeah Yeah Yeahs - Myspace
- BBC artist page
- YYY Pins, early list of links to interviews, photos, etc.