ヤンキース (バンド)
ヤンキース→ムラマサ | |
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出身地 | 日本東京都 |
ジャンル |
ロックンロール ポップス バラード |
活動期間 | 1980年代初頭から1990年代終盤 |
レーベル |
ビクターInvitation (1985年 - 1988年) FECレコード (1989年 - 1999年) |
メンバー |
〔第一期〕 植野和敏(ギター)ほか 〔第二期〕 湯沢直美(ドラム)ほか 〔第三期〕 杉山篤(ギター)ほか 〔第四期〕 大郷良知(サックス) 大日方力也(ギター) 武田正治(ドラム)ほか |
ヤンキースは、1980年代に存在した日本のバンド。ビートルズ系ロックンロールの影響を受けたポップス、バラード・ナンバーが特徴。1990年からは、バンド名を「ムラマサ」と変更した。
概要・来歴
1980年代初頭、東京都福生市を本拠に、大竹幸尚(ボーカル、作詞作曲)が結成していたバンドに、クラウン・レコードのディレクターが「ヤンキース」と命名。
当時、福生市にあった3つのライブハウスを拠点に、吉祥寺マンダラ、新宿ルイード等への出演へ活動範囲を広げていった。この第一期メンバーには植野和敏(ギター)などが在籍した。
たび重なるメンバー変更を経て、1985年にヤマハ EastWestコンテスト、および新星堂ロックインコンテストでグランプリを獲得。
この第二期メンバーには湯沢直美(ドラム)などが在籍した。
1988年、にっかつ映画「ころがし涼太 激突!モンスターバス」の音楽を担当するも、メンバー編成は第二期から一新していた。この第三期メンバーには杉山篤(ギター)などが在籍した。
1990年のニューイヤーロックフェスティバル出演を機に大竹幸尚(ボーカル)以外のメンバーすべてが入れ替わり、バンド名を「ムラマサ」と変更した。
この第四期メンバーとなった大郷良知(サックス)、大日方力也(ギター)、武田正治(ドラム)は、大竹幸尚(ボーカル)が作詞作曲した楽曲の演奏やサウンド・アレンジを担い、他アーティストおよびTVアニメ劇盤作品等の提供活動を行った。
特に、大郷良知のサックス・フレーズ、大日方力也のギター・フレーズが映画などの映像系作品で採用されることが多かった。同時に、武田正治(ドラム)はピアノやキーボード類鍵盤楽器の演奏者でもあり、大竹幸尚との共同作業によるアイドルらへの提供作品が存在する。
また、任天堂 SFC ソフト「海腹川背(1994年12月23日発売)テーマソング」「史上最強リーグ セリエ A エースストライカー(1995年3月31日発売)テーマソング」を、菊池琢己(ギター・サウンドアレンジ)と共作。大竹幸尚は、ペンネーム「ゆいはやと」として参加。
他にも中野正博(ギター)、安芸出(キーボード)、星牧人(ピアノ)らがサウンド・アレンジャーとして参加した提供作品もある。
作品
映画
- 「ころがし涼太 激突!モンスターバス」(1988年7月30日公開。製作:株式会社にっかつ/配給:シネ・ロッポニカ株式会社)、音楽
- 「報復攻撃 美しき殺人者」(1998年8月21日発売VHS。製作:徳間ジャパンコミュニケーションズ)音楽 ほか
シングル
- 「吠えながら闇を裂け」(CW/「雨のルート16ヨコタ」、1989年6月17日発売。株式会社FECレコード)
- 「HONEY MOON」(CW/「夏の終り」、1993年発売。バンド名「ムラマサ」)
アルバム
- 「UNDER SPELL」(1995年発売。バンド名「ムラマサ」)
楽曲提供
- 山本美枝「あの夏の日」(1993年10月21日発売シングル「夜に迷って」C/W、ビクター エンタテインメント株式会社 VIDL-10440)
- 任天堂 SFC ソフト「海腹川背(1994年12月23日発売)テーマソング」
- 任天堂 SFC ソフト「史上最強リーグ セリエ A エースストライカー(1995年3月31日発売)テーマ ソング」
- アニメ「がんばれゴエモン」アルバム収録楽曲(1998年3月25日発売、(株)ワーナーミュージック・ジャパン WPCV-7420)
- 水谷優子「DEEP FEAR」C/W小松里賀「思い出はずっと胸の奥に」(1998年10月21日発売シングル、徳間ジャパンコミュニケーションズ TKDA-71470)
- TBSアニメ「ももいろシスターズ」アルバム収録楽曲(1998年12月23日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-71528)
- TBSアニメ「Only You ビバ!キャバクラ」アルバム収録楽曲(1999年12月24日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-71560)ほか
出演
- 第一回ジャパン・ブルース・カーニバル(1986年7月 - 日比谷野外音楽堂)
- Capitagon'86(1986年9月 - 日比谷野外音楽堂)
- 16th ニューイヤーロックフェスティバル(1988年 - 浅草常盤座)
- 17th ニューイヤーロックフェスティバル(1989年 - 浅草常盤座)[1]
- 18th ニューイヤーロックフェスティバル(1990年 - 浅草常盤座、バンド名「ムラマサ」)[2]
- 19th ニューイヤーロックフェスティバル(1991年 - 浅草大勝館、バンド名「ムラマサ」)[3]
- 20th ニューイヤーロックフェスティバル(1992年 - 新宿ムーランドール、バンド名「ムラマサ」)
- 25th ニューイヤーロックフェスティバル(1997年– 浅草ロックンロック、バンド名「ムラマサ」)
- 26th ニューイヤーロックフェスティバル(1998年– 浅草ロックンロック、バンド名「ムラマサ」) ほか
変遷
1998年のニューイヤーロックフェスティバル出演を最後に演奏活動を休止。2000年に大竹幸尚が新メンバー編成でバンドzbox(ジーボックス)の活動を開始したことで、事実上の解散状態にある。
脚注
出典