メサコン酸

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メサコン酸
IUPAC名(2E)-2-メチル-2-ブテン二酸
分子式C5H6O4
分子量130.10
CAS登録番号498-24-8
密度1.31 g/cm3,
融点204-205 °C
沸点250 °C(分解点)
SMILESOC(/C(C)=C/C(O)=O)=O

メサコン酸(メサコンさん、Mesaconic acid)は、クエン酸から得られるいくつかのカルボン酸異性体の一つである。最近の研究で、この物質はフマル酸還元反応に拮抗的阻害を及ぼすことが明らかになった。

歴史

この酸はオランダ化学者ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフによって1874年に初めて研究がなされた。後に、アメリカ生化学者H.A.バーカーらのチームによって1950年クロストリジウム・テタノモルフムというバクテリアの発酵からこの酸が単離された。さらなる研究で、彼らはこの有機化合物ビタミンB12補酵素の合成に関わっていることを発見した。

参考文献

関連項目