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マイヤーの関係式(英語: Mayer's relation)とは、理想気体における、定積比熱と定圧比熱の関係を表した式である。ドイツ人物理学者ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤーにより発見された。
マイヤーの関係式によると、定積比熱 と定圧比熱 の間には以下の関係が成立する。
ここで は気体定数である。
導出
定積比熱および定圧比熱は物質量あたりの内部エネルギー u、あるいは物質量あたりのエンタルピー h の偏微分として
で与えられる。
単位量あたりのエンタルピーは、物質量あたりの体積 v と圧力 p により
で定義される。
従って、偏微分の連鎖律を用いると
が得られる。ここで熱力学的状態方程式
を用いれば
となる。
理想気体の状態方程式 Template:Mathの呼び出しエラー:数式が入力されていません。 をT,p を独立変数として偏微分すれば、熱膨張係数 α と等温圧縮率 κT が
となるので、これを用いれば
が導かれる。
関連項目