ホワイト・フライト

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ホワイト・フライト(白人の脱出 英語:White flight)とは、上流/中流階級白人 アメリカ人非白人の多いインナーシティ地区から、居住者の大多数が白人である郊外地区や準郊外地区へと移っていく人口 統計的傾向を示す用語。

ホワイト・フライトが起こる主要な要因として、低治安人種差別特定警戒地区指定ブロック破壊商法(blockbusting)、制限契約(Real Covenant)などが挙げられる。このような要因により、人種的/経済的に形成されるインナーシティ地区の居住者たちは、銀行業や保険業のようなサービスを拒否される、またその費用が上昇することになる。また同時に、黒人たちは、低金利住宅ローンを利用できずに、郊外地区に発展してきている新たな住宅地から締め出されることになる。アメリカの大都心の中には、1990年代頃から、ホワイト・フライトと逆の潮流(「(都市の)高級住宅地化(gentrification)と呼ばれる現象」が見られるようになってきている。ホワイト・フライトは、人種差別、経済的偏見、住宅ローンの拒否、都心部の高家賃、人種的な多様な地域の犯罪率の上昇と関連する現象である。