ベンゲラ鉄道

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概要

アンゴラの鉄道網 (交流版)
1067mm軌道610mm軌道
1973年のCFBディーゼル機関車

ベンゲラ鉄道は、アンゴラ大西洋岸にある港町ロビトコンゴ民主共和国カタンガ州を結ぶ鉄道。全長1344km、軌間は1067mmの狭軌である。カッパーベルトと海を結び、ザンビアやコンゴ民主共和国の重要な輸出経路となっていたが、アンゴラ内戦により破壊され、現在復旧中である。タンザン鉄道と連絡し、アフリカの大陸横断鉄道となっている。

歴史

20世紀初頭、カタンガでユニオン・ミニエール社が銅山開発を本格化した時に、を輸出するための最短経路として計画された。1902年に着工し、1929年全通。以降運行を続けていたが、1975年アンゴラ内戦が勃発するとアンゴラ全面独立民族同盟 (UNITA) による攻撃を受け、各地で線路が寸断。全線で運転休止となった。現在は中華人民共和国の支援による復旧作業が続いている。

路線データ

主要駅