プロップサイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kanjybot (会話 | 投稿記録) による 2015年8月7日 (金) 12:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (WP:BOTREQ 現バンダイナムコ… → 後のバンダイナムコ…)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

プロップサイクル
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード[AC]
開発元 ナムコ(後のバンダイナムコゲームス
発売元 ナムコ(後のバンダイナムコゲームス
人数 1人プレイ専用
発売日 [AC]:1996年9月
テンプレートを表示

プロップサイクル」(PROP CYCLE)はナムコ(後のバンダイナムコゲームス)が1996年9月に制作・販売したアーケードゲーム。自転車型の筐体にまたがり、ペダルをこぐことで人力飛行機「ラペロプター」を飛ばす体感ゲームである。

概要

プレイヤーはラペロプターを操作してフィールドに配置された風船に体当たりをし、割ることにより点数を得るのがゲームの目的。制限時間が決められていて、その時間内に獲得できた点数が成績になる。また、中には制限時間を増やす風船(点滅している)も存在する。

2つのモード

本ゲームは2つのゲームモードがあり、プレイヤーはいずれか1つのモードを選んでゲームを開始する。

  • 初級(ポイントアタックモード)
3つのフィールドから好みの1つを選択し、制限時間内に獲得できた点数を競う。
  • 上級(ストーリーモード)
全4ステージ構成。まずは初級と同じように3つのフィールドから1つを選択してプレイする。フィールド毎に決められている制限時間内に規定点数を超えるか、または全ての風船を割るとステージクリアとなり、再度選択画面に戻って次のフィールドに挑戦できる。なおその際には1度クリアしたフィールドは再選択できない。コンティニューが可能で、その場合は規定点数が下がり易しくなる。
3つ全てのフィールドをクリアすると浮遊大地ソリターという最終ステージに挑戦する事ができる。このステージの挑戦権は一回限りでコンティニュー不可であり、フィールド内に浮かぶ赤い玉(ストーリーでは、風船はこれを模したものとされている)を制限時間内に全て割ることができればゲームクリアとなるが、1つでも残してしまうとゲームオーバーとなる。

フィールド紹介

本ゲームのプレイフィールドは次の通り。なおターゲットである風船や赤い玉の位置は固定パターン、もしくはいくつかのパターンから一つが自動的に選択される。

  • クリフロック(渓谷から滝の流れ落ちる広場へと繋がる、比較的広い空間の多いフィールド。)
  • ウインドウッズ(行動が制限される狭い洞窟を抜け、夜の広場へと繋がるフィールド。)
  • インダスターン(行き止まりのある洞窟や崖に囲まれた狭い空間、通路が多数存在する比較的難易度の高いフィールド。また、背景として点在するある種の遺構により、このゲームのバックストーリーが示唆されるフィールドでもある。)
  • 浮遊大地ソリター(前述の通り、上級モードの最終ステージ専用フィールドであり選択は不可。)

超次元タイムボンバー

ゲームセンターでは一人プレイ専用であったが、テレビ朝日のバラエティ番組『超次元タイムボンバー』では、2人乗りができる等、プロップサイクルに番組オリジナルの改造が加えられた筐体でゲームに挑む「フライングハイ」というコーナーがあった。前に座るプレイヤーが操舵を行い、後ろに座るプレイヤーがペダルをこぐ。壁などに激突すると後ろのプレイヤーにペナルティとして、ボンバーグローブと呼ばれる着用している手袋に電気ショックが与えられる。また、風船の中にはドクロ風船が混じっていて、割ってしまうとゲームオーバーとなり風船を一個も割れなかった扱いになる。ドクロ風船は一定の距離まで近づくと突如としてプレイヤーにドクロの面を見せるのでそこから上手く回避が出来るかどうかが腕の見せ所だった。

その後、一部の店頭のプロップサイクルでも、番組と同じステージがプレイできるバージョンアップ版が稼動した。

外部リンク