ブラジルチドメグサ
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ブラジルチドメグサ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Hydrocotyle ranunculoides L. f. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ブラジルチドメグサ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
floating marshpennywort floating pennywort floating pennyroyal |
ブラジルチドメグサ(Hydrocotyle ranunculoides)は、セリ科チドメグサ属の植物。抽水植物、または湿生植物として生育する水草である。原産地は南北アメリカ大陸などであるが、各地に侵略的外来種として定着しており、日本では特定外来生物に指定されている。
特徴
多年草で、川辺や湿地に生える[1]。茎は横に伸び、長さは1m以上になる[1]。茎の節から数枚の葉や多数の根を生じる[2]。葉は円心形で浅く5裂し、多肉質、長さは3-7cm[2]。葉柄は7-35cm、根は最大約30cmまで伸びる[2]。
花序は各節に1-3個つき、直径は約3mm[2]。茎の断片はちぎれて散布されやすく、そこから栄養繁殖を行って旺盛に個体群を拡大する。
アマゾンチドメグサなどと形態的に非常に類似する。
分布
北アメリカ、南アメリカ原産。観賞用などとして輸入された個体が逸出して各地に分布を広げ、日本では特定外来生物に指定されている[1]。またイギリスでも侵略的外来種として扱われている[3][4][5]。ただし、もともと自生している北米の一部の地域では、絶滅が危惧される種として扱われている[6]。
日本では熊本県の菊池川で初めて発見され[7]、治水上の問題を引き起こすほか、大量に繁茂して水中に光が届かなくなり、生態系に影響をおよぼすため、除去作業が行われている[7]。しかしちぎれた茎からも再生するため、除去には注意が必要とされる[2]。