ヒヌマイトトンボ
ヒヌマイトトンボ | ||||||||||||||||||||||||
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ヒヌマイトトンボ(オス)
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Mortonagrion hirosei (Asahina, 1972) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ヒヌマイトトンボ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Four-spot Midget |
ヒヌマイトトンボ(Mortonagrion hirosei)は、トンボ目イトトンボ科に分類されるイトトンボ。1971年に、茨城県の涸沼などで発見されたことからこの和名が付けられた。茨城町指定天然記念物。涸沼湖畔にある涸沼自然公園に、このヒヌマイトトンボ由来のイトトンボ橋という吊り橋がある。
概要
体長3cmほどの小さなイトトンボ[1]。河口などの汽水域にあるヨシ原などで生活している[1]。
オスの背側には黄緑色の点が4つある。英名の Four-spot Midget はこの特徴から付けられた。
分布
日本、香港[2]に分布しているほか、中国本土に生息している可能性も示唆されている[3]。日本では東北から九州にかけて分布しているが、河川改修などによって生息地が減少し、絶滅危惧種に指定されている[1]。
保全状況評価と保護
- VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))
- 絶滅危惧I類 (CR+EN)(環境省レッドリスト)
ヒヌマイトトンボは、とくに日本で個体数を減らしており、各地で保護活動が行われている。例えば三重県では五十鈴川の河口にあったヨシ原を移植して、ヒヌマイトトンボの保護地域として管理している[1]。