ノーム (妖精)

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ノーム。キノコの柄の脇にいる

ノーム: Gnome)は、スイスの錬金術師パラケルススが提唱した四大精霊のうち、大地を司る精霊妖精elementals)である(右図参照)。主に地中で生活しており、鉱脈の場所などにも詳しいとされる[1]

身長12cmほどの小人で長いひげを生やした老人のような風貌をしており、派手な色の服と三角帽子を身につけている[1]。手先が器用で知性も高く、優れた細工品を作る[2]ゴブリンドワーフ(ドヴェルグ)ノッカーと近い関係にあるともいわれ、近年では多数存在する地中で暮らす精霊の一種族として扱われることも多い[2][1]

「ノーム」は英語読み。語源はギリシア語の「ゲノーモス(Genômos, 地中に住むもの)」で、「グノーム(Gnom)」の女性形「グノーメ(Gnome)」が本来の読み。土鬼とも和訳される。

庭園にいるとされるノームを特に「ガーデン・ノーム」と呼ぶ。

脚注

  1. ^ a b c 幻想動物事典』・231頁
  2. ^ a b 『モンスター・コレクション 改訂版 中』1996年、255-263頁

参考文献

  • 安田均/グループSNE『モンスター・コレクション 改訂版 中』富士見ドラゴンブック、1996年 ISBN 4-8291-4311-8
  • 草野巧著、シブヤユウジ画『幻想動物事典』新紀元社、1997年5月、231頁。ISBN 4-88317-283-X 

関連項目