ナワシログミ

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ナワシログミ
ナワシログミ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: ヤマモガシ目 Proteales
: グミ科 Elaeagnaceae
: グミ属 Elaeagnus
: ナワシログミ E. pungens
学名
Elaeagnus pungens Thunb.
和名
ナワシログミ(苗代茱萸)

ナワシログミ(苗代茱萸、学名:Elaeagnus pungens)とはグミ科グミ属の常緑低木。(シノニムE. pungens f. angustifoliaE. pungens f. megaphylla)。別名タワラグミトキワグミ

特徴

本州中南部、四国、九州、中国中南部に分布する。海岸に多いが、内陸にも顔を堕す。常緑低木で、茎は立ち上がるが、先端の枝は垂れ下がり、他の木にひっかかってつる植物めいた姿になる。楕円形の葉は厚くて硬い。新しい葉の表面には一面に星状毛が生えているため、白っぽい艶消しに見えるが、成熟するとこれが無くなり、ツヤツヤした深緑になる。

開花期は秋。果実(正確には偽果)は春に赤っぽく熟し食べられる。 公園木、海岸の砂防用、庭木として植栽されている。ナワシログミの名は、果実が苗代(4~5月頃)を作る頃に熟することから。