タッチアンドゴー

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タッチアンドゴー: Touch-and-go, Touch-and-go landing)は、基礎飛行訓練科目であり、滑走路上での航空機操作行動の1つである。 航空機を使用した飛行訓練時に学ぶ航空用語でもある。同時に滑走路上で再び離陸体勢にならず完全停止状態になる行動も含み、着陸を行なう滑走路の路面状況を判断するためにも使用される。

降着装置省略

概要

通常、操縦士(訓練生)はトラフィックパターンと呼ばれる滑走路を中心とした左回り長方形の場周経路[1]を旋回し訓練を行ない、最終目標である滑走路へと着陸し減速した後、続いてフラップを収納し離陸体勢を取り再度加速し滑走路を離陸して行く。この場周経路は離陸、上昇、旋回、水平飛行、降下、着陸と航空機を操縦するにおいて全ての操作が含まれているため、これを幾度も繰り返す事により航空機の挙動や特性、航空法規や無線技術などを習得する上で非常に有効であり、一般的に飛行訓練では必ず行なわれている。

イギリスでは「サーキット アンド バンプス/Circuits And Bumps」とも呼ばれている。

標準手順

ベースレグを90度最終旋回しファイナルに入ると同時にタッチアンドゴーもしくは停止(フルストップ)を宣言する。

  • タッチアンドゴー - 着陸後に素早く離陸体勢に入り再度離陸する。
  • フルストップ - 通常着陸。着陸後停止し、誘導路(タキシーウェイ)へと出る。

タッチアンドゴー訓練時の事故

脚注

  1. ^ 使用空港によっては右回りの場周経路も存在する。

関連項目

  • 着陸復行
  • 白い滑走路 - オープニングに日本航空ボーイング747によるタッチアンドゴーの映像を使用している。
  • Suica - 読み取りエラーを回避するため、改札機のICカード受信部へ確実に接触させることを周知させるためのキャッチフレーズとして使用されている。

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