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セブンカード・スタッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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セブンカード・スタッド(7-card stud)とは、スタッド・ポーカー(手札の一部を公開して行うポーカー)の一種。2人~8人までで行われるが、8人だとカードが不足する可能性がある。

ルール概要

  • 以下の各々のラウンドで賭け(ベット)が行われ、降りた(フォールドした)人に対してカードは配られない。
  1. ディーラーは各プレイヤーに、裏向きで2枚表向きで1枚ずつカードを配る。サード・ストリート(3rd street)という。
  2. 表向きで1枚配る。フォース・ストリート(4th street)という。
  3. 表向きで1枚配る。フィフス・ストリート(5th street)という。
  4. 表向きで1枚配る。シックス・ストリート(6th street)、またはターン(turn)という。
  5. 裏向きで1枚配る。セブンス・ストリート(7th street)、またはリバー(river)という。
  6. 残った人が手札の役を公開する(ショーダウン)。

最後まで降りなかった人がそれぞれ配られた7枚のカードから5枚を選び出しポーカーの役を作る。この役の強弱で勝者が決定する。

詳細ルール

  • 最初に参加料としてアンティを払う(カジノでは通常行われる)。
  • 賭け始める順番は、最初のベットラウンドでは公開されている札の役が一番弱い人から時計回りにはじめる。2回目以降のベットラウンドでは逆に、公開されている札の役が一番強い人からはじめる。強さが同じになった場合はディーラーに近い人からになる。
  • 途中でカードの枚数が足りなくなる場合は、各プレイヤーに1枚ずつ配らずに、全員に共通のカードとして中央に1枚オープンしそれを使うのが一般的である。(降りた人のカードを再度シャッフルして再利用するというルールが採用されている場合もある)

その他

テキサス・ホールデムが広まる1970年代までは世界中で最もよく行われるポーカーの一つだった。現在でもアメリカ合衆国において、ホームゲームやアメリカ東部のカジノではよく遊ばれている。また、ラスベガスの主要なホテルでも、プレイヤーが集まればプレイすることは可能となっている。

セブンカード・スタッドでも、ハイローポーカーがプレイされるため、ローポーカーを含まないものはセブンカード・スタッド・ハイ(7-card stud Hi)、ハイローポーカーの場合はセブンカード・スタッド・ハイロー(7-card stud Hi-Lo)と示される。