ジャック・リーチャー -正義のアウトロー-
ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~ Reacher | |
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ジャンル |
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原作 |
リー・チャイルド ジャック・リーチャー シリーズ |
企画 | Nick Santora |
出演者 |
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国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 1 |
話数 | 8 |
製作 | |
製作総指揮 |
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撮影監督 | Ronald Plante |
撮影体制 | シングルカメラ |
製作 |
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放送 | |
放送チャンネル | Amazon Prime Video |
映像形式 | UHDTV |
音声形式 | ドルビーデジタル |
放送期間 | 2022年2月4日 | - 現在
公式ウェブサイト |
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(Reacher )はアメリカ合衆国の犯罪スリラー・テレビドラマシリーズである。リー・チャイルドのジャック・リーチャー小説シリーズに基づく。8話からなるシーズン1は1997年刊行の小説『キリング・フロアー』に基づき、2022年2月4日にAmazon Prime Videoで配信され、2022年2月7日にはシーズン2の製作が決定した[1][2]。
概要
元アメリカ陸軍憲兵隊捜査官で、鍛えられあげた巨躯と捜査能力を備えるジャック・リーチャーの活躍を描く。
あらすじ
元陸軍捜査官で放浪者のジャック・リーチャーは、アトランタ州の小さな町マーグレイヴを訪れた際に、殺人事件に巻き込まれる。殺人を認めた銀行員のハブルと共に、刑務所に放り込まれたリーチャーは何者かに命を狙われたものの返り討ちにし、無実が証明されて解放される。
国土安全保障省に勤めていた兄のジョーを始め、人口1700人の田舎町マーグレイヴで多くの人が殺される異常事態となり、ベネズエラのギャングと町の実業者が組んだ「大規模な偽札事件」が背景にあることを知る。
町長と警察、さらにFBIを含めた腐敗を知り、清廉な警官であるフィンリーとロスコ―を仲間にして、偽札の製造工場を壊滅させて殺人犯たちを皆殺しにしたのち、町を去る。
登場人物
※括弧内は日本語吹替。
メイン
- オスカー・フィンリー : マルコルム・グッドウィン(各務立基[3]) - マーグレイヴ警察の警部、ハーバード大学卒で最近マーグレイヴに移動[5]
- ロスコー・コンクリン: ウィラ・フィッツジェラルド(生田ひかる[3]) - マーグレイヴ警察の警察官[5]
- KJ (クライナー・ジュニア) : Chris Webster - マーグレイヴの有力な実業家クライナー・シニアの息子[5]
- グローヴァー・ティール : ブルース・マッギル(さかき孝輔) - マーグレイヴの腐敗した町長でクライナーの共犯者[6]
リカーリング
- ポール・ハブル : Marc Bendavid - マーグレイヴの銀行員 [7]
- チャ―リー・ハブル : クリスティン・クルック – ポールの妻[7]
- モズリー : Willie C. Carpenter(ふくまつ進紗)- マーグレイヴの理髪店主[7]
- ジャスパー : Harvey Guillén - マーグレイヴの検視官 [7]
- ベイカー : Hugh Thompson - マーグレイヴの腐敗した警官[6]
- スティーヴンソン : Jonathan Koensgen - マーグレイヴの警官
- クライナー・シニア : Currie Graham - マーグレイヴの有力な実業家[7]
- ピカード : Martin Roach - FBIの捜査官でフィンリーの旧友
ゲスト
- モリー・ベス・ゴードン : Lara Jean Chorostecki – ジャックの兄ジョーの国土安全保障省シークレットサービスでの同僚
エピソード
通算 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
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1 | "マーグレイヴへようこそ" "Welcome to Margrave" | Thomas Vincent | Nick Santora | 2022年2月4日 | |
深夜にマーグレイヴの郊外で男が射殺される。翌朝、バスで町にやって来たジャック・リーチャーがダイナーで食事中に殺人容疑で逮捕される。自白した銀行員ポール・ハブルとともに拘置所に送られ、看守のスパイヴィーに間違った房に入れられて、リーチャーは襲ってきた囚人たちを叩きのめす。ハブルは、家族を殺すと犯罪組織に脅迫されて罪をかぶったと告白する。釈放されたリーチャーは実業家クライナーの息子KJに脅される。第二の殺人が起き、死体安置所に行ったリーチャーは、最初の被害者が兄のジョーであったことを知る。 | |||||
2 | "初めてのダンス" "First Dance" | Sam Hill | Scott Sullivan | 2022年2月4日 | |
リーチャーはボストンから来たばかりの警部フィンリーと女性警官ロスコーと協力して国土安全保障省シークレットサービスに勤務していたジョーの殺人事件を捜査する。警察署長のモリソン夫妻が惨殺されて磔にされ、リーチャーは警察が腐敗しており、モリソンが犯罪組織の見せしめに殺されたと推測する。町長のティールが署長を兼ね、役に立たない捜査をフィンリーに命じる。ハブルは行方不明になり、フィンリーの友人でのFBI捜査官ピカードがハブルの妻子を保護する。リーチャーは看守のスパイヴィーを怪しんで呼び出すが、二人の南米出身の元兵士に襲われる。ロスコ―に連れて行かれた州外のバーで、リーチャーは過去を語る。帰り道、道路が冠水したために二人はモーテルの一部屋で一夜を過ごす。ロスコ―の家は荒らされている。 | |||||
3 | "スプーンいっぱい" "Spoonful" | Stephen Surjik | Aadrita Mukerji | 2022年2月4日 | |
家を荒らされたロスコ―は銃をリーチャーに渡す。ジョーのシークレットサービスの同僚のモリー・ベス・ゴードンが、ジョーは通貨偽造を極秘捜査していたと教える。フィンリーは隣町のスパイヴィーの家を調べてクライナー工業につながることを知るが、黒人であるがゆえに警察に泥棒と決めつけられて暴行される。リーチャーは第二の被害者ジョブリンの弁護士を脅迫して、クライナー工業とつながることを知る。リーチャーとフィンリーはクライナーに会うも、捜査を辞めるよう脅される。リーチャーはロスコーとフィンリーに安全のため家を離れるよう求める。クライナーの息子のKJが、リーチャーは殺人の前歴があるとロスコ―に警告する。フィンリーはハブルが通貨管理をしていた銀行を調べ、1年前に退職したことを知る。リーチャーは再び南米の兵士二人に襲われるが返り討ちにし、車の中にスパイヴィーの死体を見つける。 | |||||
4 | "木の中" "In a Tree" | Christine Moore | Cait Duffy | 2022年2月4日 | |
リーチャーとロスコ―は腐敗した警察の捜査拡大を嫌がって死体を始末する。リーチャーはイラクで少年たちを襲った男たちを殺したと認める。リーチャーとロスコ―はホテルに泊まり親密になる。翌日、二人はジョブリンの家を訪ねて、南米にエアコンを輸送する仕事をしていたことを知る。ピカードがジョーが泊まったモーテルを見つけて密かに知らせる。二人はモーテルに兄が隠したメモを見つけた直後、傭兵に襲われて返り討ちにする。ティールがフィンリーにクライナーの捜査を禁じたため、リーチャーは知り合いの私立探偵ニーグリーに助けを求める。モリー・ベスがジョーの書類を持ってアトランタに来るが、リーチャーに会う前に殺され書類は奪われる。 | |||||
5 | "謝罪なし" "No Apologies" | Norberto Barba | Scott Sullivan | 2022年2月4日 | |
リーチャーは州警察やアトランタ市警察の腐敗を恐れてモリー・ベスの死を通報しない。ロスコ―のトラックに落書きしたKJを殴る。クライナー・シニアは訴えようとしないが、ティールは些細な理由でロスコ―を解雇する。リーチャーは自殺したロスコ―の上司グレイの遺した資料を見て、クライナーがマーグレイヴを拠点として通貨偽造を行っていたと疑う。クライナー工業が大量の飼料を購入していることを不審に思う。リーチャーはメンフィスに行って戦友の私立探偵フランセス・ニーグリーと協力し、ジョーを殺した容疑者を見つける。ティールがフィンリーの前任者であるグレイを殺したことを知ったロスコ―はティールを殴り、フィンリーに町から連れ出されてピカードの代わりにハブルの妻子を守る。リーチャーとニーグリーは腐敗したメンフィス警察に襲撃される。フィンリーはクライナー工業のオフィスに忍び込み、クライナー・シニアの死体を発見する。 | |||||
6 | "紙" "Papier" | Omar Madha | Aadrita Mukerji | 2022年2月4日 | |
マーグレイヴ署はクライナー・シニア殺人を捜査する。フィンリーとリーチャーはクライナー工業のトラックを追跡するが、空であることを知る。フィンリーは妻が病死したと打ち明ける。リーチャーはジョーのメモにあった人々が一人を除いて殺されたことを知り、ニューヨークに飛んで生き残りの教授と話し、マーグレイヴで印刷された偽札がベネズエラに輸出されていたと推測する。リーチャーは襲ってきた男を返り討ちにする。ロスコ―はモーテルに隠れたハブル家を守る。ポール・ハブルの妻チャーリーは、夫が脅されてクライナー工業のマネーロンダリングをしていたと告白する。二人の男がハブル家を襲うが、ロスコ―が返り討ちにする。 | |||||
7 | "リーチャー何も語らず" "Reacher Said Nothing" | Lin Oeding | Scott Sullivan | 2022年2月4日 | |
ハブルの親戚である警官スティーヴンソンと妻が、尋問の末に惨殺される。ティールはフィンリーを解雇する。ニューヨークから戻ったリーチャーは残る警官のベイカーが腐敗していると疑い、ハブル家を捜索する計画をわざともらす。フィンリーはスティーヴンソンの両親に息子の死を伝える。クライナーの甥ドーソンを含む武装した男たちがリーチャーを殺すためにハブル家を襲うも、リーチャーは全員を返り討ちにする。リーチャーはクライナーが1ドル札を漂白して100ドル札を印刷していたと推測し、ロスコ―を通じてピカードも知ることになる。フィンリーが襲われるもリーチャーの助言で命拾いする。二人は証拠を探すも、殺されたジョブリンの家は燃やされている。ジョブリンの両親の家で大量の偽札を見つけ、ピカードに知らせに行くが、そこにはKJとティールが待ち構え二人に銃を突きつける。 | |||||
8 | "パイ" "Pie" | MJ Bassett | Nick Santora | 2022年2月4日 | |
KJは自分がジョー、モリソン、スティーヴンソン、さらに怖気づいた父親を殺したと明かす。ハブルの妻子とロスコ―を人質にして、ハブルを探すようリーチャーに強要する。リーチャーは見張りのピカードを撃ち、ハブルを見つけてマーグレイヴに戻る。リーチャーは署を襲ってブレイクを殺してフィンリーを解放し、ニーグリーとハブルを仲間に加えてクライナー工業の工場を襲い放火する。生きていたピカードはフィンリーを襲うも返り討ちに会う。ハブルの妻子は救われ、ロスコ―はティールを殺す。リーチャーはKJを火あぶりにする。一件落着後、フィンリーはボストンに戻り、ロスコ―は町長に立候補すると語る。リーチャーは町を出る。 |
出典
- ^ White, Peter (2022年2月7日). “'Reacher' Renewed For Season 2 At Amazon”. Deadline Hollywood. 2022年2月7日閲覧。
- ^ a b c “ドラマ『ジャック・リーチャー 正義のアウトロー』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年2月23日). 2022年7月30日閲覧。
- ^ Andreeva, Nellie (2020年9月4日). “'Jack Reacher': Alan Ritchson Cast As Title Character In Amazon TV Series”. Deadline Hollywood. 2020年9月5日閲覧。
- ^ a b c “'Jack Reacher': Malcolm Goodwin, Willa Fitzgerald & Chris Webster Join Alan Ritchson In Amazon Series”. Deadline Hollywood (2021年3月22日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ a b c “'Reacher': Bruce McGill, Maria Sten, Hugh Thompson Join Alan Ritchson In Amazon Series”. Deadline Hollywood (2021年5月19日). 2021年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e Petski, Denise (2021年6月11日). “'Reacher': Kristin Kreuk, Marc Bendavid, Willie C. Carpenter Among 6 Cast In Amazon Series”. 2021年6月11日閲覧。
外部リンク
- ジャック・リーチャー -正義のアウトロー- - IMDb(英語)