シュテファン3世 (モルドヴァ公)

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シュテファン大公の肖像。フモール修道院の細密画より。

シュテファン3世(Ştefan al III-lea, Ştefan cel Mare, 1433年頃 - 1504年7月2日)は15世紀のモルドヴァ公国の公。シュテファン大公と呼ばれる。正教会聖人

トランシルバニアフニャディ・ヤーノシュワラキアヴラド・ツェペシュと並んで反オスマン帝国闘争を展開した。1475年にはヴァスルイの戦い英語版に勝利し、ローマ教皇から「キリストの戦士」とたたえられた。

一方、ルーマニア正教会に多数の教会・修道院を献じた事でも知られる。その一つであるプトナ修道院モルダヴィアにおいて文化・芸術・宗教面で重要な存在である。シュテファン3世の墓所はこの修道院内にある。