シバンムシアリガタバチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シバンムシアリガタバチ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハチ目(膜翅目) Hymenoptera
亜目 : ハチ亜目(細腰亜目) Apocrita
上科 : セイボウ上科 Chrysidoidea
: アリガタバチ科 Bethylidae
亜科 : ヒメアリガタバチ亜科 Epyrinae
: Cephalonomiini
: Cephalonomia
: シバンムシアリガタバチ C. gallicola
学名
Cephalonomia gallicola
(Ashmead, 1887)
和名
シバンムシアリガタバチ

シバンムシアリガタバチCephalonomia gallicola)はハチ目(膜翅目)・アリガタバチ科に属する寄生バチの一は体長約2 mmは1.5 mm。体色は赤褐色で光沢がある。

雌は無翅だが雄は有翅型と無翅型がある。

害虫であるタバコシバンムシジンサンシバンムシ幼虫寄生して殺害する天敵である。しかしシバンムシアリガタバチもまた、人間皮膚を刺し(刺す針を持っているのは雌のみ)、痛みや腫れ、かゆみを引き起こすので害虫とみなされる。

鉄筋高層住宅や食品工場内でもしばしば発生する。

春から秋にかけて活動し年に4 - 5回発生し雄は数日の寿命であるが雌は数か月生存し100個余り産卵する。10月以降に羽化した雌成虫はそのまま越冬する。

卵は0.3 mmほどで室温25だと幼虫期は4 - 5日程度だが期は10 - 12日程度で22 - 25日程度で羽化する。なお15℃以下だと発育を停止する。

関連項目[編集]


外部リンク[編集]