カマキリモドキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年1月22日 (日) 21:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: ru:Мантиспы)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

カマキリモドキ科 Mantispidae
カマキリモドキの一種
オーストラリア クイーンズランド州
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: アミメカゲロウ目 Neuroptera
上科 : カマキリモドキ上科 Mantispoidea
: カマキリモドキ科 Mantispidae

本文参照

カマキリモドキ (蟷螂擬(螳螂擬)、Mantispidae) はアミメカゲロウ目カマキリモドキ科に属する昆虫で、上半身はカマキリ、下半身はクサカゲロウに似た外観を持つ。

頭部は目の大きい三角形で、触角が短いこと以外はカマキリに似る。前脚はカマキリのような鎌構造になっており、異なる点はカマキリが鎌を胸の前に構えるのに対して、カマキリモドキは胸の横、腕より後ろに構える。小型の昆虫などを捕まえて食べることから、一種の収斂進化と見られる。の輪郭は脈翅目特有の滑らかな曲線でできており、よく飛び回る。黄褐色のものが多く、ハチに擬態しているのではないかと考えられている。

日本では数種の生息が確認されている。

  • Climaciella
    • オオカマキリモドキ C. magna
    • ツマグロカマキリモドキ C. quadrituberculata
  • Drepanicus
  • Entanoneura
  • Mantispa
    • キカマキリモドキ M. gen
  • Nolima
  • Plega


関連項目