カナダ安全情報局

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カナダ安全情報局: Canadian Security Intelligence Service, CSIS)(以下CSISと呼ぶ)は、カナダ諜報機関である。CSISは、1984年、王立カナダ騎馬警察(Royal Canadian Mounted Police Security Service)から諜報部門が分離され、設立された。

歴史

カナダ最初の諜報機関は1864年、ジョン・マクドナルド卿が西部辺境保安隊 (Western Frontier Constabulary) を創設したことに始まる。これは、国境の監視・警戒を任務とする刑事・防犯警察だった。1868年、政府は職員12人から成る自治領警察 (Dominion Police) を創設し、公共施設の警備と以前西部辺境保安隊が行っていた任務を委ねた。第一次世界大戦までに、職員数は140人を数えた。

1920年、自治領警察は北西騎馬警察 (North-West Mounted Police) と統合され、王立カナダ騎馬警察が誕生した。両大戦間、情報収集と防諜の任務は、幹部3人と速記者3人、並びに大都市での破壊工作活動の防止を担当する野外エージェント数人に委ねられた。戦後、諜報機関は定員が増加し、スパイ対策に集中した。

1970年、マッケンジー委員会の調査後、最初の文民長官ジョン・スターンズが任命された。

1981年8月、連邦政府は、騎馬警察から独立した諜報機関を創設することを発表した。1984年7月14日、CSISが公式に設立された。

組織

長官

作戦担当副長官

  • 作戦担当長官補
    • 国際テロ
    • 中東・アフリカ
    • アジア/欧州・アメリカ
    • 人的資源・作戦支援
  • 情報担当長官補
    • 情報評価
    • 保安審査
    • 国際地域
  • 調整担当長官補
    • 情報管理
    • 科学・技術サービス
    • 国内保安

作戦担当副長官の下には、アトランタ、ケベック、オタワ、トロント、プレーリー、ブリティッシュ・コロンビアの6支局が存在する。

  • 人的資源担当長官補
    • 職員サービス
    • 訓練・開発
    • 医療サービス
    • 人事管理
  • 秘書担当長官補
    • 秘書室
    • 通信
    • 対外検討・連絡
    • 内部監査
  • 行政・会計担当長官補
    • 施設管理
    • 管理官
    • 資材管理
  • 主任顧問(法務担当長官補)
  • 統合脅威評価センター(ITAC)長

関連項目

外部リンク