カトリック教会のエクソシスム

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フランシスコ・ボルハフランシスコ・デ・ゴヤ画、1788年頃)

カトリック教会のエクソシスム(カトリックきょうかいのエクソシスム)は、カトリック教会儀式の一つ。

このエクソシスムギリシャ語は、七十人訳聖書の翻訳の創世記24:3「誓い」、第一列王記22:16「命令」と新約マタイ福音書26:63の「生きている神に誓って言え」からとられている。命令による追放は、エクソシスムのおもな目的とする所であり、キリスト教の用語としては、真の神、キリストの名によってなされるとき、厳密な意味でエクソシスムである。カトリック百科事典は他宗教や民族宗教などの悪魔払いを迷信的として否定している。

カトリック教会の厳密なエクソシスムは教会法に沿ってなされるもので、叙階された司祭が、司教の特別な認可を受け、医学的なケアの上、行うことができる。[1]

脚注

  1. ^ THE ROMAN RITUAL Translated by PHILIP T. WELLER, S.T.D.

参考文献

  • 『新カトリック大事典』研究社
  • 『現代カトリック事典』エンデルレ書店
  • ガブリエル・アモース「エクソシストは語る」(Un Esorcista Racconta)エンデルレ書店 ISBN 978-4-7544-0135-1
  • Herbermann, Charles, ed. (1913). "Exorcism" . Catholic Encyclopedia. New York: Robert Appleton Company.